養護教諭 立花里英
『もう…なんてモノ見せるのよ。まったく…ふふ』
仕事が終わり、自宅で夕食と入浴を済ませた後、缶ビールを開けて点けただけのテレビの画面に向かい、帰宅してから何度目かの独り言を里英が呟いた。
その独り言も内容こそ怒っているように聞こえはするが決して怒ってはいない。
寧ろ逆であろうことは、里英の顔が笑みを浮かべていることからも明らかだった。
里英は28歳、大学を卒業して現在の職に就いてから6年、採用されてから2年程は大学生の頃に知り合った妻子持ちの男と遠距離での不倫関係にあった。
現在の勤務地とは離れた、大学のある街に暮らす男とは遠距離であったため、逢瀬は1~2ヵ月に一度とそうのめり込む訳でもなく、社会的地位もそれなりの大人の男との交際とセックスを楽しんでいた。
男の好んだセックスは所謂SMであった。
里英はSとMどちらもイケる口ではあったが、その男の前ではM女であることを通していた。
しかし、養護教諭として勤務しているうちに自分でも知らなかった別の性癖に気が付いてしまった。
それはいわゆる『ショタコン』であった。
きっかけは、ある生徒からの手紙で、内容はいわゆるラブレターだった。
その生徒は当時3年生で、卒業前に思いを伝えたかったと手紙でのべた後、自らの思いの丈を長々と綴ってきたのだった。
もちろんきちんと断り、その生徒も告白したことによりスッキリしたのか、思ったよりもあっさりと納得して卒業していった。
それまでの里英は生徒を『守るべき存在』として愛情を持って接していたつもりではあったが、異性として告白されたことに少し戸惑いを覚えた。
しかし、女として見られていたことが嬉しかったのもまた事実だった。
そんなことがあってから、数週間が経ち、自分の対応がどうだったかということを一人思い返していた時、それは突然沸き起こった衝動だった。
まだ子供だと思っていた、と言うよりも意識すらしていなかった相手ではあったが、自分から見ればまだ『かわいい』という表現が似合いそうな男子生徒が告白してきたという事実に興奮し、自分の股間が湿っていくのを感じた。
突然の告白により動揺していた時には感じなかった性的興奮を、改めて思い返したときに意識してしまったのだ。
里英は当時付き合ってる男とは頻繁に会える訳ではなく、したがって普段の性欲は自慰行為によって解消していた。
里英はその妄想の相手に迷うことなく告白してきた生徒を選んだ。
里英はその行為によって、それまでに経験したことのない甘美な絶頂を味わったのだった。
それまでにも自慰行為や男との性交渉によって絶頂に至ったことは何度もあったが、背徳感と充実感が一緒になった奇妙な感覚が里英を絶頂へと導いたのだった。
自分が実は年端のいかぬ自分の生徒くらいの男の子達に性的興奮を覚えるということを意識してからは、それまで交際していた年上の男とのセックスには興味が持てなくなり、元々不倫関係をずっと続けるつもりもなかったため、互いに連絡を取り合わぬようになっていき自然消滅という形で別れた。
男の方でも里英に対する気持ちが冷めていったのだろうと今では思っている。
それからの里英は、それと気取られぬように注意しつつ男子生徒を品定めするようになった。
もちろん実際に肉体関係を持ったことは一度もないが、妄想の中では何度も抱いたし抱かれていた。
そんなことを繰り返しているうちに『彼』が入学してきた。
彼の名は『斉藤ゆうた』と言った。
彼はC1としては背が高く、鍛えた体つきをしていた。
顔はイケメンという程ではないが、少し大人びているようでもあり、笑うと年相応というか、普段が少し大人のような感じがするので、年齢よりも幼さを感じるような…里英にとってはとても好ましい笑顔だった。
学年の担当教師達の話によれば、クラスや学年でも中心的な存在であり、一人でいるような生徒には積極的に声をかけ、かといってあまり深入りすることもなく、周囲の輪の中に溶け込ませているようであり、他の教師達からの評判も高かった。
彼は、自然と里英の妄想相手として選ばれ、今では他の生徒が妄想の相手になることはない程のお気に入りの存在となっていた。
そんな彼が、今日保健室に運ばれてきた。
体育教師と友人達によって運ばれてきた彼は、授業中の事故で頭を打ち気を失ったのだという。
脈拍にも異常はなく、呼吸も安定していたので、気がつくまで少し様子を見ることにして、そのままベッド寝かせていると彼は目を覚ました。
目を覚ました彼は、自分の置かれている状況がわかっていない様子で、おかしな質問をしていたが話しているうちに正気を取り戻したようだった。
病院に連れていくために着替えをさせると里英のことをじっと見つめているようで、これまでに彼からは感じたことのない視線だった。
里英がどうしたのかと訊ねると彼は「先生がキレイだから見ていた」と答えた。
里英は自分の胸が高鳴るのを感じたが、それを隠すべくできるだけ素っ気なく答えた。
彼を車の助手席に乗せて病院に向かう間も彼は里英のことを見ているようだったが、その時彼の股間が大きく膨らんでいるのがわかった。
彼のソレは直接見た訳ではなかったが、凄く大きく逞しいモノに感じた。
少なくとも里英が妄想の中で描いていたかわいらしいモノではなく、既に大人の男を感じさせるに足る大きさを持っていることは明らかな膨らみだった。
それは里英の中の女の部分にあっさりと火を点けた。
これまでに妄想の中で何度となく抱いて抱かれた相手の男性器が大きくなっていのを目の当たりにしたのだ、意識するなと言う方が無理だったろう。
里英が言えたのは病院に着くまでに鎮めるよう伝えることだけだった。
病院からの帰りに彼は謝罪してきたが、その内容には笑わさせられた。
彼曰く「いい匂いがした」かららしい…
普通であれば匂いを嗅いでいた等と言われれば、嫌悪感を抱いてしまうかも知れないが、里英はかえってストレートなその表現に好感を持ったのだった。
『ゆうたくんって、本当にかわいい…真っ直ぐに目を見て『キレイだ』って言ってくるかと思えば、大きくなってるのを指摘されて俯いて謝ったりするところも………
かわいいわ…』
等と考えつつ、缶ビールを飲み干し、リビングの食卓を後にして寝室へ向かう。
寝室のタンスの引き出しを開け、奥の隅に隠してある物を取り出した。
それは男性器を象ったディルドだった。
ここ数年、男に抱かれていない里英にとって、それは恋人の男性器も同じであり、この一年ほどはゆうたを相手として妄想のセックスをしていたのだから、このディルドは里英にとってのゆうた自身であるとも言えた。
『ゆうたくんのも同じくらい大きいかも…』
ベッドに横になりディルドに舌を這わせる。
「あァ…逞しいわ。ゆうたくん…」
思わず声に出し、おもむろに口に含んだ。
里英はベッドに仰向けになり、自分の目の前に馬乗りになって男性器をつき出すゆうたの姿を妄想する。
『先生にこんなことをさせるなんていけない子…』
そんな台詞を想像しながら、口の中の舌はディルドを刺激することを止めず、生徒に口中を犯されている妄想は里英の身体を更に熱くしていた。
里英はワンピースのパジャマのボタンを外し、そのHカップの胸を露にした。
豊満な膨らみに反して、小さく色素の薄い先端部は、既に固く尖っていて、刺激を受けるのを待ち望んでいるかのようだった。
「先生舐めてるだけで乳首こんなになっちゃった。オチンポで擦ってくれる?」
里英は口から離したディルドを胸に押し当て敏感な突起をぐりぐりと刺激するのだった。
「あぁ…い、いい…、ゆうたくんの固いのが先生のおっぱいを犯してるみたい…、すごく、いい…あぁアア……」
里英は右手でディルドを使いながら、左手でパンティを脱ぎ、左手の人差し指と中指を口に含み、愛しい男と舌を絡めるようにたっぷりと唾液をまとわりつかせていった。
そして四つん這いの姿勢となり、唾液のついた指で自らの秘裂を開き、ディルドを擦り付けながら
「アッ…先生の…お、オマン…コもうヌルヌルなのぉ…おねがい、ゆうたくんのオチンポ入れてぇ、欲しいの…」
自分で口から出したセリフに反して、ディルドを更に激しく擦り付けると里英の股間からは
ニチャ…ヌチヤ…
という粘着質な音が響く
「アンッ…意地悪しないでぇ、おねがいしますぅ、オチンポ…ゆうたくんのオチンポを里英のオマンコに入れてくださいッ…!」
言い終わらぬうちにディルドの亀頭部分を自らの膣口に押し当てた里英は、ゆっくりと押し込み挿入していく
「アッ…アア、いい、いいの…ゆうた、くんの大きいのがッ…はい…ってくるゥ…ッ…」
ディルドを根元まで挿入した里英は、ディルドの睾丸部分を指で操り、自らの子宮口付近にディルドの亀頭部分による刺激を与えていく
「な、かで…グ、リグ…リ、しないで…ッ…、そ…れする、とイッ、いっちゃうから…ァ…アッ…」
しばらくの間、強弱をつけた刺激を楽しむとゆっくりとディルドを引き抜き亀頭を膣内に残した状態でディルドを左右に振り膣口付近に刺激を与える
「何で焦らすの…ズボズボしてぇ…いじわるしないで、いっぱい突いて、くたさい…」
里英はディルドをピストンさせた。それは小刻みに、しかし激しい動きだった。
動きにあわせて結合部から
グチョ…グチョ、ヌチヤ、ジュブ…ブ
という音が響き、里英の性感を高めていく
「アン、アア…ァ…ッ…、い、いきなり激しい、の、だ、メェ…おかしくなる…す、ぐイク…いっちゃ…う……ゥ…、イ、イきそう。イク…イクイク…ゥ…」
里英はエクスタシーを迎え、ディルドを引き抜くと同時に俯せの体勢でベッドに顔を埋めるのだった。
『ゆうたくんは、私がこんな風に一人でシてるなんて、知らないのよね…。
私がシてることを知ったら、驚くのかしら?引いちゃうのかしら?それとも…
いけない子…には、なってくれないのかしら…』
心の中ではそんなことを思っては見るものの
「私は教師、彼は生徒よね」
口から出たのは理性を保ったそんなセリフだった。
先程絶頂を迎えた身体は、未だどこかに軽い疼きを残している。
『刺激が足りないのかな?』
こんな考えがふと頭をよぎる。
里英には前の男に仕込まれた、もう一つの性癖がある。
ディルドが隠されていたタンスの中にはもう一つの玩具が隠されている。
里英はタンスの引き出しを見つめその中の小箱に仕舞った玩具を使うことを想像するのだった…
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