通りに路駐していた私は真由を助手席に乗せて運転席に乗り込んだ。ミニスカートから見える真由の足は若さゆえの張りと艶があった。私はゴクリと生唾を飲み込んだ。
女性特有のフェロモンというよりは、若さゆえの大人への階段を早急に登ろうとして背伸びをしているかのように感じられた。私はハンドルを握るとウインカーを出して車の流れに合流した。
車内では仕事の愚痴や彼氏の愚痴を言ってきた。私はそれを黙ってうんうんと頷くだけだったが、次第に真由は愚痴をいうのが減ってきて、「今日どこに行くの?何食べるの?」と私との交流を図ろうしてきた。
よく見ると真由のまつげは長く綺麗な目をしていた。おそらく、街中で連れていると目立つというほどの美人ではないが、おおっと一瞬思うぐらいの綺麗な女性だった。胸の膨らみも程よくあり、弾力のある感じが服の上からでも十分に感じ取れた。
「ねぇねぇ観覧車に乗ってみたーい」
そう言った真由は運転している俺の太ももの上に手を置いて、しきりにその手を動かしていた。おそらく本人は無意識のうちにしているのだと思うのだが、私にとってはちん棒が早くも棍棒のようにカチカチになっていた。時折、真由の手が硬くなったちん棒に触れるが、何事もなかったかのように手を太ももの上で擦り擦りと動かしていた。
天保山にある観覧車に着いた。
「お腹すいてないか?」
「めっちゃすいてる~ねぇねぇ何食べてもいい?私、肉が食べたいっ。一人暮らしだと食費を気にするんだよねぇ。しかも安月給だし笑 幼稚園の給料がこんなにも低いなんて思ってなかったしw こんなんなら、バイトしてた方が時給もよかったぁ」
と息つく暇もなく一気に真由は喋った。
「いいよいいよ。今日は好きなもの食べたらいいから」
「ほんと?嬉しいっ」
突然の出来事に私は一瞬何が起こったのかわからなかった。柔らかい唇が私の唇に重ねられた。そして、滑ったした舌が中に入ってくると上顎を舌先で舐めてきた。そこを舐められたことがなかった私は初めての感覚に身悶えた。
「じゃあ行こっ。あそこなんてどう?なんか地元って感じでいいやん。決まりっあそこ行こっ」
一人で騒ぎ一人で勝手に決めた真由は私の腕を掴んで引っ張るように私の前を歩いた。店内に入るとザ大阪という感じの人たちが焼肉を美味しそうに食べていた。店内に充満していた煙に混じって肉の香ばしい匂いが食欲をそそっていた。胃が収縮するのが感じられた。
「いらっしゃい。まぁお嬢ちゃん若いのにこんなとこに来て。ほんま毎度ぉ、何食べる?」
真由はまるでここの町で育ったかのように一瞬で店とも馴染んでいた。
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