ずぶ濡れのシャツとジーンズ、下着を脱衣篭に投げ込み、シャワーの栓を捻る
「冷っ」
夏場といえど、この地方の水道水は冷たいままだ 自分の住む街の、ボロいアパートの屋上に据え付けられたタンクの水は、この季節ならギラギラの太陽に照らされて、下手したらお湯になっている
冷たいのも一瞬で、すぐに心地好い温度まで水温は上がっていた
頭からシャワーを浴びながら、先程の光景を思い浮かべる
(裕美子さんのお尻、やらしかったなあ)
若さからか、すぐにまた勃起してしまった これはもう、処理しないと収まりがつかない
シャワーを金具に納め、立ったまま陰茎をしごく あの玩具は一体何なんだろう 女性はあんな短時間で連続してイクものなのか あの瞬間の裕美子の顔が瞼に浮かんだ
「!」
陰茎がムズムズと内側から痒くなる感覚 戻れない所まで逼迫した、下腹部を襲う快感
射精しながら思わず呟く
「裕美子さんっ…」
「はい?」
大量の精液を放出しながら、浴室の扉に嵌まっている磨りガラスに目を向けた
ガラスの向こうに裕美子が居た
止まらない精液が、磨りガラスにベッタリと張り付いていた
「うわ、ああっ、あのあの、違うんです」
「? あ、替えのパンツ、新品持ってきたから遠慮なく使って下さいね~」
心臓がバクバクと忙しなく、鼓動を耳奥に伝えている 裕美子はすぐに浴室から出ていった 自分の自慰には気付いていない様子だった
(ふう、危ない所だった)
急いで辺りに散った精液を流し、何事もなかったように着替えを済ませて浴室から出ると、裕美子が笑顔で迎えてくれた
「ちょっと早いけどお昼御飯、食べるでしょ?」
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