ノンジャンル 官能小説

エピソード2―2


家には誰も居ない、それもそのはず
僕の両親は共働きだったので日中は
3歳上のお姉ちゃんと2人っきりの事が多い
(今日はそのお姉ちゃんも遊びに行ってるみたい)
「よし！かくれんぼをしよう！！」
みんなは一斉に「おーっ！」なんて声を上げて
二階建ての僕の家の隠れそうな場所に散らばった。
何回かやってると隠れる場所が同じになってくる。
僕が和室に行くとそこにはアキちゃん姿が、
どこに隠れようかとキョロキョロしてる
「アキちゃん、ここに隠れよう！」
僕は押入れを指さす。
「・・・・」
押入れの中を怖がってか無言のアキちゃん
リビングの方で
「は～ち…きゅ～う…じゅ～う…」
数字を数える声が
「早く隠れなきゃ見つかるよ」
僕に手を取られながら半ば強引に
2人は押入れの中へと隠れた。
敷布団の上に掛け布団がある為
フカフカの上に2人は息を潜めて身を隠した。

その時、ガラガラ…誰かが和室に入ってきた。
「う～ん…ここにも居ないな～」
鬼役の子が探しにきたみたい。
しばし足音がした後また和室の襖が閉まった。
「ふぅ～」
緊張から思わず僕が息を吐くとアキちゃんも
「ふぅ～」と真似をする
そしてお互い見つめあってクスクスっと
小さな声で笑った。
「危なかったね♪」
先に声を出したのはアキちゃん
「うんうん、でもここは安全だよ」
僕はちょっとお兄ちゃんヅラをして返事をした。
「アキちゃんはキスってしたことある？」
「パパとママとならあるよ♪」
「違うよ、パパ、ママとは別な人とだよ」
「ない…」
僕はアキちゃんの唇にキスをした。


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