「なんてね、タカ、困らせちゃってごめんね?」
幼いなりに気遣う絵美子がいじらしかった…
夕暮れが迫り、食堂の中は徐々に暗がりを拡げていく 小上がりの窓からは、外の様子も見えなくなっていた
灯りも付けずに、ただ 絵美子と抱き合い続ける 暗がりの中で微笑み合い、唇を重ね、お互いの身体を確かめるようにまさぐり合う
絵美子の吐息に 艶が混じり始めた 自分もまた、下腹の底に熱いものを感じている…
「当たってる…」
座した自分に股がる様に抱き付いていた絵美子が、自分の変化に気付いた
「タカ…」
「?」
「どうぞ、召し上がれ?」
冗談の様に今朝の台詞を言い返した絵美子が、自分から離れ、仰向けに寝転がった
「絵美子…」
暗がりの中で再び、絵美子に覆い被さる
父娘の関係など、もうどうでも良くなっていた…
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