山道を下る最中、見慣れない清掃会社のトラックとすれ違った
目深にキャップを被った男達が、すれ違い様に鋭い目線で此方を見る
(あれが、掃除屋…)
目を合わさぬ様に前だけを睨み、病院へ急いだ…
「あ、師匠…」
病院の待合室で秀之を見つけた 秀之の両手が包帯で包まれ、痛々しい…
「御家族の方ですか?此方へ…」
若い看護師に、エレベーターで上階の病室に
連れられた 一般的な相部屋の広さだったが、ベッドはひとつきり、窓際に置かれていた
「今は眠っていますのでお静かに…」
それだけ言い残すと、看護師は出て行き、入れ違いで院長が入って来る
「十三から話は通っているから安心して下さい…CTも異常は無いようだし、膣内の洗浄、アフターピルの処方も済ませました…後は、御家族で心のケアを… 」
秀之が泣いていた
「助けて…やれなかった…」
「お父様、お子さんの前では努めて普段通りに接してあげて下さい…」
裕美子は、包帯が巻かれた頭を 無言で延々と撫でていた…
「分かりました、今度の休みに 様子を見に行きます」
秀之からの電話を切り、深い溜め息をひとつ吐く 次に会った時に、絵美子にどんな顔を見せれば良いのか分からなかった…
「食事には手を付けたのか?」
若い看護師に、院長の六郎が訊ねる
「ふこひだけらけど、スープはろんだから大丈夫じゃない?」
院長室の机の下、椅子に座った六郎の陰茎をしゃぶりながら、看護師が答えた
「明日退院だからな、チャンスは今夜だ…今日はお前には精はやらん、止めろ」
陰茎から口を外し、看護師が呆れ顔を作る
「本当にセンセイは若い女が好きねぇ…私もそろそろ捨てられちゃうのかしら?」
(裕美子を取られたんだから、今度は私が奪う番だろう、秀之…)
絵美子の夕食には、薬が盛られていた 六郎の指図を受け、愛人の若い看護師に細工をさせていた…
(タカ…タカ……こんなアタシじゃ、タカには似合わない…)
消灯時刻はとうに過ぎ、当直の巡回が済んだ頃、静かに病室の扉が開いた 六郎だ
六郎の陰茎はED薬の効果で 年齢にそぐわぬ屹立を見せていた 扉を閉めると同時に ズボンのジッパーを下ろすと、上向きに反った陰茎がビン、と弾ける様に飛び出した
(若い、若い女…あの裕美子の娘だ…)
六郎はそっと絵美子に忍び寄ると、シーツを静かに剥いだ パジャマ姿の青く未成熟な身体を 舐めるように見つめる 常夜灯の白い灯りの下、絵美子のパジャマをゆっくりと脱がせる…
「先生も、ですか…」
突然 絵美子が口を開いた 驚いた六郎が飛び退き、キャスター付きの台に置かれたプラスチック製の花瓶が床に落ちた 中の水が溢れ、花弁が散った
「こんな汚れた身体でいいなら、好きにして良いですよ…」
絵美子が虚ろな表情で呟く…
「ひっ?…い、良いの…か?…ひひっ」
「もう、どうでも良いの…もう遅いの…」
六郎が絵美子にむしゃぶりつく 膨らみかけた蕾を舐め回し、貧弱な体毛を掻き分け、一文字に閉じた桜色の肉裂を乱暴に練り上げる
「ひひっ ひひひっ…裕美子、裕美子…若い裕美子だ…」
異形の面相でニタニタ笑う六郎を受け入れながら、絵美子は無表情で ただ天井の化粧板を見つめていた…
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