「ねえ、マキ…援交やってるって本当?」
学校の昼休み、絵美子は同じクラスのマキと二人、屋上へ続く階段の踊り場に腰掛けていた 屋上への扉は常に施錠され、わざわざ階段を上がって来る生徒は滅多に居なかった
「んー、皆には内緒だよ?」
同年代の女子に比べ、マキは大人びていた 高校生の姉が居るらしいが、その影響だろう…
マキはセーラー服のスカートから携帯電話を取り出すと、あるサイトにアクセスし始めた
「ほら、ここにJC1って書いて、助けてくれる人を募集するんだ…」
「JC?」
「女子中学生って意味…ほらほら、もう5件も来たよ」
マキは楽しそうに相手のプロフィールなどをチェックしながら、絵美子に画面を見せている
「キャっ…」
「あはは、変態オヤジがさ、よく自分のチンコ画像とか送り付けて来るの 馬鹿よねぇ」
マキは慣れた様子で送り付けて来た相手をブロックしていた
「あ、この人、近いよ?」
見るとプロフィールには、絵美子達の住む市村を含んだ地域が登録されていた 歳は三十歳、ハンドルネームは…
「え?タカ?」
絵美子が声を上げた
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