強姦、痴漢、SM、不倫・・・。
つーか、こんなの読む人っているの?
・・・・読んでるけど。
幾つかの投稿を読み始めたサクラ。
大仰な表現が蔓延する文章が大多数を占める中、何故か心に引っ掛かるモノが幾つかあった。
それは拙い文章、誤字や脱字、さらには『てにをは』が微妙におかしいにも関わらず、サクラの心に極く小さな、だが抜けないトゲとして深く刺さる。
有り得ない、だが、ひょっとしたら。
そんな内容と登場人物。
等身大の悩みを抱え、日常から逸脱してしまう等身大の登場人物達。
思春期の少女達が性的な欲望をコントロールしきれずに、もしくは日常に惓んだOLが不用意な行動の故に道を踏み外してしまっていた。
・・踏み外しちゃったら・・
どうなっちゃうのか・・な・・。
酒が入っていた。
妙にウェットになっていた。
今朝、恥ずかしい夢を観た。
言い訳は幾らでもある。
所詮はネット上のオープンスペースに過ぎず、サクラ自身の個人情報が簡単に特定されることは有り得ないし、サクラが発信した情報にフィードバックがあるとは限らない。
だって、あたし・・・
・・酔っ払ってるんだもん。
通常であれば、有り得ない行動をサクラは起こしていた。
徒然なるままに想いを、、、いや、鬱憤を書き連ねていく。
>夫の目を盗み官能小説を読みながら
>下着を汚し、時には自分で自分を
>慰める。
>痴漢にあうとどうなるのかなと
>想像しながら、通勤電車に揺られている。
>オイルマッサージを受けてみたい。
>でも、ハプニングが起こらないかと
>期待してしまうから恥ずかしくて
>それすらできない。
はしたない真の自分を具体的に記述するのも初めてであったし、自慰に耽ることがあることを明言するのも初めてであった。
淫らな欲望を抱えていることを、そしてそんな自分を恥じていることを告白してしまう文章。
入力するだけで昂ぶりを覚え、その背徳感は更なる昂ぶりを呼ぶ。
だが、まだ入力しただけだ。
画面をタップして確定処理をしなければ、何もしていないも同然だし、そもそも確定処理により、サクラ自身の想いをネット上に解き放つつもりもなかった。
だが、この高揚感、この昂ぶりはどうだ。
秘めたる欲望を、、しかも性に関する欲望を晒しかねない火遊びは、サクラを魅了してやまない。
その証拠にサクラの躯は火照っていた。
いや、火照っているどころか、下腹部の芯に点った熱は徐々に温度を上昇させながら、下半身を満たしつつある。
左右の乳房は固く張り詰め、その先端に位置する乳首は嘗て無い程に尖がっていた。
股間の肉の芽は触るまでもなく、厚みを増し、剥き出しになっている。
呼吸は荒ぶり、胸の鼓動は激しさを増す。
んっ!
秘裂に這わせた指が蠢めく。
その指は夢の中で臨席の男子生徒と触れてしまった指だ。
アルコールのもたらす酩酊感も手伝って、サクラは男子生徒の指が、間接的に局部を触っているような錯覚に陥っていた。
妄想の中、中学生のサクラは教室で件の男子生徒に躯を嬲られている。
制服の下に潜り込んだ手が、サクラの躯を這い回っていた。
中学生ならばいざ知らず、成熟した牝としてのサクラは、肉の悦びを存分に解放して乱れてしまう。
くふっ・・ぁん、あ・・
途切れることなくサクラは喘ぐ。
くちゅクちゅくチゅくちュクチュ・・
湿っぽい音がサクラの股間から漏れる。
来る。
その時が来る。
躯を満たした肉の悦びが限界を超えた。
サクラの自制心が弾け飛んだ。
一陣の風に散る桜の花、舞い散る花弁さながらにサクラは乱れる。
あぁあァあアぁぁァああぁぁぁ・・
咽喉の奥から絞り出すような声を上げながら、サクラは繰り返し果てていた。
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