少年の下腹部を跨ぐようにして座る少女。
少年は少女の片脚を軽く持ち上げると、屹立した肉の棒、その先端を温かく湿った洞窟の入り口に充てがう。
「ん゛っくっ・・。」
持ち上げられた片脚が徐々に降ろされるに従って、眉間に皺を寄せた少女は躯を固くする。
ずぶり・・ぞぶ・・ずぶ・・・
少女の狭い洞窟を、やや強引に拡げながら奥に進む肉の槍。
事前に少年自身に少女の愛液が塗みれていた為であろうか、幸いにして少女が予想していた程の痛みではないが、それでも痛い。
ゆっくり、じっくり、充分な時間を掛けながら、少年は少女の芯を貫いていく。
遂に少女の最奥部に辿り着いた少年は、じっとりと汗ばんだ少女の背中を優しく撫でる。
何度か慰撫されるうちに、少女の強張った背中から力が抜けていく。
「・・痛く・・ない?」
「う・・ん。今は・・大丈夫・・。」
「寒くない?」
・・暑いし・・熱い・・。
少女の芯を貫く肉棒が放つ熱が、少女を内側から暖める。
返事を聴く前に少年は、少女を改めて抱き寄せると互いの躯の前面を密着させた。
「サイサイの中、温かい・・。」
「・・ナナって呼んで・・。」
普段はともかく、今この時だけはちゃんと名前で呼んで欲しい。
「ナナの中、温かい・・。」
律義に言い直す少年。
「「へへへ・・。」」
顔を見合わせて照れ笑いを浮かべる二人。
そんな中、少女は奇妙な感覚に気付く。
まるで治りかけのカサブタを剥がすような、ムズ痒い感覚が下腹部の芯に生じているのだ。
・・何だろう・・。
ムズ痒いだけではなく、先刻から躯が妙に火照るのは何故だろう。
無意識のうちにムズ痒さを解消しようと、腰をモジモジさせる少女。
少年は怪訝そうな表情を浮かべ様子を見守るが、いっかな少女は落ち着かない。
いや、むしろ腰を揺するような少女の動きは、徐々にエスカレートしていく。
堪まらないのは少年だ。
少女とて初体験だが、少年にとっても性行為は初めてだ。
事前に一度、射精を済ませているとは言え、初めての刺激に耐えるにも限界はある。
「ナ・・ナ、出そう・・。」
ハッと我に帰る少女だが、制御の域を超えた腰の動きは、更に早く小刻みになっていく。
・・もっと・・もう少しだけ・・。
だが、不意に限界を迎えてしまった少年。
あ。
少女の奥深くで弾けたかのように精を放ちながら、少年は小さく叫んでいた。
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