紙のように白い顔をしたヤヨイが、重ねていた身体を離した。
泣きそうな顔。
あたしに済まなく思っている顔だ。
いや、絶望といっても過言ではない表情を浮かべているヤヨイ。
何で?
どうして?
途中でやめちゃうの?
・・やっぱり・・あたしじゃイヤ・・なの・・?
「・・駄目か?勃たんのか・・?」
神主がヤヨイの顔を心配そうに覗き込む。
ああ。
そっか。
何だ。
あたしは身体を起こし、膝立ちになる。
「立って。」
魂が抜けたような顔をしたヤヨイが立ち上がる。
なるほど、あたしの眼の前にだらりと萎えたヤヨイ自身がブラ下がっていた。
馬鹿。
ヤヨイの身体で知らないことなんて無いよ・・。
どこをどうすればヤヨイが悦んでくれるのか・・・
全部、知ってるんだから・・。
あたしがヤヨイの性器を口に含むと、同時に周囲から驚きの声が上がる。
・・もう・・。
恥ずかしいんだから見ないでよ・・。
心の中で叫びながらも、あたしはヤヨイ自身に舌を絡めて刺激を送る。
唇を這わせながら舌の先で突いたり、口全体で吸い込んだり、、出来ることは何でも何回でもしてあげる。
あ。
あたし、また濡れてきた。
今度は、いつもと少し違う・・。
ヤヨイのこれ、挿れて欲しくて堪らない・・。
こんなの・・初めて・・。
それは突然だった。
ヤヨイのペニスがムクムクと膨らみ、熱く固くそそり立つ。
ヤヨイ、どう?
見上げたヤヨイの表情が明るい。
へへへ・・。
・・良かった・・。
あたしはヤヨイから離れ、その場で仰向けになる。
着ていた薄物の裾が乱れ、アソコが丸見えになっていたが、そんなことは気にしてなどいられない。
ヤヨイも細かいことなど気にせず、薄物の裾を大きく開く。
・・あんたはちょっと遠慮しろ・・。
固くなっているうちに、とばかりにヤヨイ自身の先端が洞窟の入り口に充てられた。
くちゅ・・
湿った音を立ててヤヨイの肉棒が浅く沈む。
あたしは少しでも入りやすいようにと、限界まで脚を開く。
・・やっぱり・・痛い・・。
痛みはあるが、ゆっくりと慎重に奥に向かうヤヨイ。
あたしの中に幾らか狭まったかのような箇所がある。
そこから先に進むのは容易ではない。
だが、そこを超えられるかどうかがキモだ。
あたしの額にヤヨイの額が当てられた。
ヤヨイの体温が伝わる。
行くよ・・。
うん。・・ずっと待ってたよ・・。
小さく呟いたヤヨイは、あたしの両肩に両手を掛けて上半身を固定した。
あたしはヤヨイの身体に腕を回してぎゅっと抱き締める。
あたしの下腹部にヤヨイの下腹部が押し付けられ、同時にヤヨイの性器があたしの性器に挿し込まれてくる。
あたしの顔は、痛みのあまり歪み、さぞかし不細工なことになっているに違いない。
だが、それほどまでの痛みすら、あたしは幸せに感じていた。
今、あたしを貫いているのは他でもないヤヨイなのだ。
あたしの中で何かが裂けたか、千切れたかのような感触がした。
あたし達しか気付かないそれが、恐らくは破瓜の瞬間だったのであろう。
メリメリという音が聞こえてきそうな痛みと共に、ヤヨイは奥に進んでいく。
ヤヨイヤヨイヤヨイヤヨイヤヨイヤヨイ・・・
あたしはウワゴトのようにヤヨイの名を連呼する。
最深部に到達した瞬間、ヤヨイの性器が大きく脈動した。
次の瞬間、痙攣するかのような細かな脈動が連続すると同時に、脈動に合わせて立て続けにヤヨイは精を放つ。
あたしの最深部、子宮の入り口を叩きつけるように放たれた精。
あたしは好きな男に抱かれている喜びに全身を満たされていた。
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