布団の上、上半身を起こしたあたしは、ヤヨイを抱き締める。
ヤヨイもあたしを抱き締める。
ヤヨイの匂い、体温、全てが愛おしく好ましい。
左右の乳房が痛いほど張っていた。
乳房の先にある乳首も痛いほど尖がっていた。
股間に在る肉の芽は充血して厚みを増していた。
絶望のドン底から幸せの絶頂まで、相対的にテンションが上がった為であろうか、かつてない程、昂ぶって欲情するあたし。
唇を合わせ、舌を絡ませながら、ヤヨイの手が、指が、あたしの躯に触れる。
どこをどう触れられても、そこから全身に快感が広がっていく。
すぐにでも何度でもイッてしまいそう。
ヤヨイの気持ちが嬉しくて、ヤヨイの愛撫が気持ち良くて、心の喜びと肉の悦びが混じり合ってあたしを刺激する。
男衆の視線が気になるが、その恥ずかしさだって調味料だ。
喘ぐあたしの股間にヤヨイの指が這う。
と、あたし達二人はいつもと違うことに気づく。
あたしは濡れていた。
いや、濡れているだけではなく、解ぐれた入り口がヤヨイの指を受け入れている。
あん・・
んっ・・
・・恥ずかしいよぅ・・。
・・・見ないでよぅ・・。
・・父さん、母さん、ごめんね・・。
・・あたし達、隠れてこんなことしてたの・・。
だが。
いつの間にかヤヨイの表情が硬くなっている。
顔は青褪め、頬は強張っていた。
焦っている。
困っている
余裕がない。
必死だ。
何があった・・の・・?
※元投稿はこちら >>