「・・ヌシが・・か・・?」
信じられぬという表情を浮かべた神主が、僕に問い掛ける。
臆病で内気、弱虫のヤヨイが?
俯いていた僕は、顔を上げた。
顔を上げる時、視野の端に映った父がニヤリと笑う。
僕は立ち上がった。
脚がガクガクする。
「・・本気・・か・・?」
再び問われた僕は、可能な限り大きな声で、、ただし震えてはいたらしいが、、宣言した。
「ワァ・・は、サツキ・・を嫁にす・・る。」
おぉおおぉぉぉ・・・
男達がドヨめく。
ドヨめきの声を鎮め、神主はサツキに問う。
申し出を受けるか、と。
いつの間にか上半身を起こし、布団の上で女座りをしたサツキ。
少女は両手で唇を覆い、その両眼からは滂沱の涙が流れ落ち、その眼には歓喜の色が満ちていた。
コクコクと壊れた人形のように、繰り返し頷く少女の仕草を了解の意思表明と受け止め、神主は厳かに告げる。
「ならば抱け。抱いてヌシの嫁にするがいい・・。」
僕は服を脱ぎ始めた。
興奮の為か、冬の寒気が心地良い程に暑い。
全裸になった僕はサツキに近づいた。
差し伸べられた両手に抱き締められた僕は、これからが問題だということを思い出す。
涙と鼻水でグシャグシャになったサツキの顔は、それでも美しかった。
何方からともなく口付けを交わし、舌を絡めて互いを慰撫しながら、僕はサツキの乳首に触れる。
尖がった乳首を指の腹で圧迫するだけで、サツキは喘ぎ出す。
ゆっくりと乳首を刺激しながら、サツキの下腹部に手を這わせ、茂みの下にある谷間を探る。
厚みを増した肉の芽が、ぷっくりと膨らんでいた。
いや、いつもと何かが違う。
汗?
僕は指先を下に滑らせる。
サツキの洞窟は、しっとりと潤っていた。
ぬるり
キツくはあったが、いつもとは違い指が入るのだ。
これならば、そう思った僕はクリトリスを指で捏ね始めた。
んはっ、んっ、ぁ、あ、ぐむっ・・・
サツキも感じているのか、いつもより反応が良い。
興奮すればする程、愛撫を加えれば加える程、サツキは潤っていく。
だが、そこまでであった。
勃たないのだ。
僕の股間から生えた肉の棒は、未だに萎えたままなのだ。
おかしい。
そんな馬鹿な。
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