僕はサツキを欲していた。
サツキも僕を、、、たぶん、、いや、間違いなく欲していた。
幼い恋愛ごっこに過ぎなかったのかもしれない。
持て余していた思春期の情動、互いの欲望を適当な相手にぶつけていただけなのかもしれない。
だが、そんなことは、どうでも良かった。
後付けの大人の理屈に過ぎない。
無邪気で無鉄砲な二人の子供は、互いの本能に従って互いの身体を貪るようになっていく。
それでも僕達は、一線を越える、、つまり性交に至る、、ことは無かった。
何故ならばサツキが痛がるから。
ただ、それだけだ。
濡れないのだ。
硬く閉ざされた少女の秘部は、潤うことが無かった。
申し訳なさそうに項垂れるサツキは、しかし愛らしかった。
挿入出来ないことなぞ問題ではない、そう言って抱き締めた少女の肩は震えている。
泣いていたのだ。
中学生になって初めての夏、米粒大であった少女の乳首は、その頃にはアズキ程の大きさになり、濃い桜色に染まっていた。
摘まんで優しく捻じると甘い吐息が漏れる。
耳朶に舌を這わせると少女の躯が軽く震えた。
構わず僕は、尖がらせた舌を耳の穴に差し入れる。
ふわぁ・・・
喘ぎ声が漏れる。
サツキの弱点は耳だ。
この二年間で、少女の躯の隅々に至る迄、僕の知らない部分は無くなっている。
触れていない、もしくは舐めていない部分など無い。
乳首を優しく触りながら、耳から首筋、肩の順に舌を這わせると、サツキは堪らず喘ぎ始めた。
蝉時雨の中、僕達は例の秘密基地で乳繰り合う。
んっあっ・・・
ここなら幾ら声を上げても平気だ。
興奮したサツキは、我を忘れて声を上げてしまうことがある。
僕の部屋で大きな声を上げた時など、危うく母に気づかれるところであった。
そんなわけで、寒い時期には河原にある使われていない漁師小屋を、寒くなければ僕達のホームグランドたる秘密基地に隠れ、互いの躯を弄り合うのが常であった。
「・・立って。」
「・・あれは・・恥ずかしい・・よ・・。」
「好きなくせに。」
「馬鹿、エッチ、知らない・・・。」
恥ずかしがりながらも、サツキは僕の指示に従って立ち上がり、大きな岩を背にして寄りかかる。
僕がサツキの真正面に座り込むと、サツキの股間が僕の顔の正面にくる。
さすがに中学生なのだから生え揃ってはいるのだろうが、サツキの恥毛は細く、本数が少ない上に、あまり縮れていなかった。
結果としてサツキの秘裂は、未だ小学生の頃と変わらず、露わなままだ。
「・・いい・・?」
「嫌・・だぁ。恥ずかしい・・。」
そう言いながらもサツキは軽く脚を広げ、腰を前に突き出して股間を露わにした。
僕は手をサツキの腰骨のあたりに添え、股間に顔を埋ずめる。
最初はどちらかの脚の付け根から恥骨を経て、反対の脚の付け根まで舌を這わす。
ゆっくりと。
じっくりと。
だいたいは三回から五回が限界、六回目に耐えられることは、まず有り得なかった。
「・・お願・・い・・。」
「何を・・?」
「ん、もぉ・・。だから・・あっ!」
僕の舌がサツキの秘裂を這い始めると、彼女は必ず狂ってしまう。
ぷっくりと膨らみ、厚さを増したクリトリスを僕の舌が突く。
あ。
ぁあ。
叩きつけるような夏の陽射しの下、サツキは乱れる。
今だけは、されるがままに狂うサツキ。
今だけは、僕の支配下にあるサツキ。
僕だけのサツキになってくれる時間であった。
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