俺も一緒に用意を手伝った。すると母が「なんかそうしてると夫婦みたいねぇ」と言った。そして「茉優ちゃん…圭太の事よろしくね」と頭を下げたので茉優は慌てて「こちらこそよろしくお願いします」と言って深く頭を下げた。その後「圭太…アンタ茉優ちゃんを泣かすんじゃないよ」と言って俺を見た。俺は「分かってるよ…」と言うと母は笑いキッチンに立った。母に「邪魔だから向こう行ってなさい」と言われキッチンを追い出されリビングの椅子に座り2人のやり取りを見て(いいなぁ)と思った。暫くすると2人の叔母が起きてきた。この2人も「頭痛い」と言って水と薬を貰い飲んだ。朝食が大分出来上がると「圭太…皆起こしてきて」と言われ俺はまず父と叔父達を起こし、二階に行き従兄弟達を先に起こしてから、ひなた達を起こしに隣りに行った。まず菜那を起こすとすぐに起きた。そしてひなたに声を掛け揺するが起きないので、「菜那ちゃんちょっと手伝って」と言ってひなたの布団を剥ぎ足を押さえ「菜那ちゃん足の裏くすぐって」と頼むと「いいの?」と言って目を輝かせた。
※元投稿はこちら >>