「先輩?」と呼び掛けるが起きない。公園の街灯が茉優の寝顔を照らしている。俺は(可愛いなぁ)と思いながら茉優のメガネをそっと外した。すると茉優は涙をこぼした。俺は見なかった事にして壁に寄りかかり座ったまま眠った。一時間程眠ってると[ドサッ]っと音がして「痛っ」と声が聞こえ目が覚めた。「先輩…大丈夫っすか?」と声を掛けると「あれっ!?ここどこ?」と言って、俺が渡したメガネを掛け辺りを見回し俺に気がついた。「あれっ!?鈴木君?何でっ!?」と聞いたので説明した。「嘘っ!?ゴメンナサイ」と茉優は慌てた。枕にしてたバッグの後が顔に付いていた。時刻は2時。茉優を家まで送って行った。オートロックのマンション。「じゃあ俺はここで」と帰ろうとしたら「電車ないのにどうするの!?」と聞かれ「漫喫で寝ます」と言うと茉優は「それじゃぁ悪いから家で寝ていって」と言ったので「俺も男っすよ!?好きな人の家に入ったら襲っちゃいますよ?」と言うと「大丈夫…信じてるから」と言われた。「いや…襲わない自信ないからやっぱ漫喫で寝ます」と言って駅に向かい漫喫で眠った。
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