8時過ぎに近所の蕎麦屋に全員で出掛けた。毎年の恒例行事だ。この店の親父と家の親父は幼なじみで、この店の息子も俺の同級生だ。店に入り蕎麦とお酒を注文した。出来上がった頃に息子の誠が出前から帰ってきた。「おうマコお疲れっ」「おう圭太来てたん?久しぶり」いつもの様に軽く挨拶をして話しをした。「所でそっちの子は?」「俺の彼女の田中茉優さん」「は?彼女ってひなの友達じゃないん?中学生じゃんっ」「違うよマコ兄、お姉さん大人だよ」「嘘だぁ…」「茉優さん証拠証拠っ」と言って茉優は免許を見せた。「うわっ!?マジでっ!?ウチらより年上…信じられねぇ」誠の驚きの顔に俺達はクククっと笑った。「へぇそっちのお嬢ちゃん圭太の彼女だったのかい!?」と親父さんも驚いていた。そんな話しをしてると親父さんが「マコっ…これ二丁目の島田さん家に配達持ってけ」「まだあんのかよ…」と文句を言って岡持に蕎麦を入れた。「気をつけてな」「おう…じゃぁな」と誠は配達に行った。俺達は蕎麦を食べ終わり親父だけ残して家に戻った。
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