部屋に入る。「あっ…部屋綺麗だね?」「うん…たまに母親が来て掃除していくんだ…」「そうなんだ…」「でも普段から綺麗にはしてるけどね」「ふ~ん」と言って周りを見回す。電気ストーブを点け、買った物をテーブルに並べ、食べ様とした時に呼び鈴が鳴った。「誰だろ?」玄関を開けると影からいきなり抱きつかれた。「うわっ!?」と叫んで倒れ込んだ。「どうしたのっ?」と茉優が駆け付けて俺を見て止まった。「どけっ離れろっ…ひなたっ!」茉優はこの状況に唖然としていた。「茉優さん…助けてっ」と言うとひなたは顔をあげて茉優を見た。そして「誰っ!?この人」と言って離れた。茉優も「アナタ誰っ!?」と言った。俺は慌てて説明した。「茉優さん違うから…コイツは妹のひなた…」「妹さん?」「そうたまにココに来るんだ…」「初めまして…彼女のひなたです」「違うだろっ」とひなたにチョップを喰らわす。「痛いっ何すんのよ~」「ウルサイっ!でっ…こっちは彼女の茉優さん」「ふ~ん私と言う存在がありながら浮気してんだ…」「お前はいちいち…」と言ってチョップの構えをするとひなたはサッと身構えた。
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