第五話 Mの開花
日曜日、幸恵は藤堂のオフィスに呼び出された。表向きは金融業を営む雑居ビルの2階、応接室が2部屋あり、いつも表通りに面した窓がある部屋で待っていた…少し遅れる。飯島が居るから一緒に待っていろ、幸恵が雑居ビルの入口に着いた時、藤堂から電話があった…藤堂からの呼び出しはいつも憂鬱だった。
「あ、こんちわ、久しぶりです、さやかさん。」応接室に入ると待っていた飯島が声を掛けた。(卑猥な男。)いつもカメラマンとして自分の身体を嘗め回す飯島を幸恵は嫌悪していた。
季節はもう夏日…幸恵はじっとり首筋に流れる汗を拭いた。
「藤堂さん、どの位遅れるんですか?」ソファーから立ち上がり応接室の入口に向かう飯島に、背を向けたまま聞いた…
「ひい!!」幸恵は背後からいきなり抱き付かれ悲鳴を上げた。羽交い締めに抱きついた飯島の両手が、ブラウスの上から幸恵の乳房を握り締めてきた…「ちちょっと!嫌!やめてっ!」幸恵は抵抗し二人してソファーに倒れ込んだ。
「藤堂さん、一時間は遅刻だよ…たっぷり時間はあるぜ。さやかさん。」飯島はさやかを、そう幸恵ではなくさやかの上に跨がると乳房を握り押さえ付ける姿勢になった。「痛い…やめてっ。」男の力に敵うわけもなく、さやかは哀願する瞳で飯島を見上げた。
「前からチャンスを狙ってたんだよ。こんな巨乳見せ付けられて、こっちは溜まってんだよ。」飯島は荒々しく乳房を揉みながら怒鳴った…
「いやあっ!」さやかが悲鳴を上げると…「うるせえ、騒ぐな。」飯島がまた怒鳴るとさやかの目の前に光るモノを取り出した…ひい!!
飯島が、理髪店で使うような一枚刃のカミソリを持っていた。緊張に震えるさやかに向かい、「本気だぜ、抵抗しやがったら巨乳を傷だらけにしちまうからな。」飯島が恫喝した…(この男、本気だわ、ああ。)パニック寸前のさやかはどうすることも出来ず震えた。
飯島はニヤリと笑い、カミソリをさやかの喉元に近づけ、空いた手でさやかの片方の乳房を揉んだ。ブラウスのボタンが弾け飛びそうになる程、飯島の指がブラウスの生地ごとさやかの乳肉に食い込む。
「あぁ…あぁ。」喘ぐと喉元に触れるカミソリの感触にさやかは気絶してしまいそうだった。「さあ抵抗しなくなったな…素っ裸になって立つんだよ。」飯島はさやかの上から下りた。ガクガクの膝が震えるまま、さやかは立ち上がりブラウスのボタンの外し…
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