第四話 各々の思惑
江島は風俗雑誌のページをめくっていた。(えっと違うよな、もっと丸い感じ…)女の子は見ず巨乳だけを見ていた。(長谷川さんのおっぱい、美乳だったもんな、あっ!)江島は思い出しパソコンの電源を入れた…確か牝犬飼育、検索結果は犬の顔。さやか、露出調教をプラスして再検索。ヒット…やっぱさやかちゃん級の巨乳だょ長谷川さん。20代のさやかちゃんのおっぱいに似てるなんて、長谷川さん凄いや。長谷川さんにもこんな赤いTバック履いて欲しい…
どうしたの?言いながら太股に手を乗せてきたお客をやんわり外して幸恵は微笑んだ。幸恵が豊満な身体をしている性もあり、ラウンジに来る酔ったお客はすぐに触ってくる…「ダメですょ。」幸恵は言いながら、江島との事を考えていた。(どうして乳房を許してしまったのかしら。)酔っていたとはいえ、男性と二人きりの部屋で半裸になるなんて。しかも身体に感じた快感は、藤堂との行為で感じる苦悶ではなくソフトな甘い快感だった。まさか恋心…
藤堂はオフィスで牝犬飼育のHPを開き、暗証番号を入力し管理者画面を開いた… (アクセス数も、会員数も増えてるな。)缶ビールを一口飲むと、さらに裏サイトにあたるプレミアム会員数を確認した…増えている。目論見通りさやかの動画が売れている。13人いるM嬢の中でもさやかの順位は上がり3位になっていた。幸恵、そろそろハードな調教で狂わせてやるか。
カメラマン兼運転手だった男はネットカフェのパソコンから牝犬飼育のサイトを観ていた。(やっぱりさやか最高だな。藤堂さん犯りまくってんだろうな、羨ましい。)男はDVDを取り出し、傍らに置いたプレーヤーにセットした。編集の時に密かにさやかの画像や動画をコピーしていた。牝犬飼育のサイトを観ながら、顔も全て丸写りのさやかを観賞することが、男の密かな楽しみだった。犯りてえなさやか…
幸恵をもう一段階堕落させるには…藤堂はニヤリと笑い携帯電話を取った。
「飯島か。新しい仕事だ。」藤堂の指示に、カメラマン兼運転手の飯島は電話の向こうで嬉しそうな声を上げていた。
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