「う~あづぃ~」
独り言を呟きながら秘密の遊びのためと頑張って街を歩きデパートを徘徊する。
シャツのボタンは谷間が見えるまで外し、ミニはいつもよりウエストを引き上げてみた。
身嗜みにパンストは履いたが下着は履いていない。
「だってパンティ兼用だからパンストだよね?」
と姿見の自分に声を掛けた朝から暑かったため、パンプスの中どころかミニの中も蒸れ蒸れで熱っぽかった。
本屋などで若い子がチラ見してくれたが、露骨な視線はなく当然発展もない。
エスカレーターでも覗かれるような危険な雰囲気はなく、エレベーターの奥でミニをめくっても気付かれない。
(みんな暑くてそれどころじゃないんだよね…)
トイレで少しクリクリしたが子どもが騒がしく落ち着かず、モヤモヤしたままショップで買い物を済ませた。
(今日はダメだぁ…部屋でいっぱいイジイジしてやるっ!)
そんなことを考えながら電車に乗り込むと、人波に押されドア横の奥に座る会社員の前に立った。
(お仕事かなぁ?汗かいて大変そう…)
右側はボックス席の仕切りで、ななの左肩にかけた紙バッグは男性の膝を越え向かい合う二人の間に小さな空間ができた。
(おじさん、透視できる?なな履いてないですよ…)
ぼんやりした頭でそんな妄想を始めたななの蒸れた股間が熱くなる。
電車の揺れに合わせ足を開き男性の右膝を軽く挟んだ。膝が当たるたび妄想が膨らむ。
(あっ!そんな触っちゃダメッ…悪戯されたら感じちゃいます…)
ふと見ると男性はメモに太いペンで何か書いている。
(やだ、太くて黒いっ!そんなの無理ですぅ)
メモはしまったが右手にはペンが握られたままだ。男性の隣りのOLは眠っている。その手の指がペンを挟み、右膝に置かれゆっくりななに近付いてくる。
(えっ?ホント?)
ミニの左前にスリットがあり、ペン先が滑り込んだ。
(あっ入ったぁ…でもめくれないよね…もし見られたら、こんな近いの…)
モヤモヤしながらいると時々ペンの角度が変わるのに気付いた。嫌がらないのでタッチを楽しんでいると思ったが、ふと頭をよぎるものがあった。
>ペン型レコーダーで更衣室を盗撮した教師逮捕
そんなニュースで流れた映像で見たペンに似てる。不自然に太いペン…
(っ!盗撮っ!)
しかしななの感覚は違う方を向いた。
(見られて…る…これ、近すぎる…おじさん、は…恥ずかしいよぉ)
その瞬間、ななの中でジワッとするものがあった。
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