足音が聞こえるとななはまた脚立に昇り、片足で立つと離れた位置の書類に手を伸ばす。
「あ!危ない!」
課長の声に伸ばした足を棚に乗せ大胆に足を開いた。
「おっとっと…びっくりしたぁ」
自然な言葉を発した時、課長はななのお尻を支えていた。
「あ、すみません課長。横着しちゃった(笑)」
「ななちゃん無茶しないでいいから」
「はぁい、ってななちゃん?」
「あ、いやつい…すまん」
「いいですよ、課長は先生だったし…あ、手、大丈夫ですよ」
課長は顔を真っ赤にし汗を拭いた。
「暑いですね。休憩しませんか」
真下から支えた課長はどこまで見たか聞きたかったが、さすがにななも緊張で聞けなかった。
喫煙室のクーラーを入れ缶コーヒーを飲みながら話をする。
「気にしないでください。一人だし予定はなかったから」
「私も数日は一人だよ。妻は娘のいる札幌に旅行だ。気を使わなくてすむけどね」
話しながらお尻がムズムズしたななはシャツを煽って暑がりながら背もたれに寄り掛かる。ミニがグッとずれて股下0cmになった。横に座る課長から中は見えないが気にする様子がかわいいと思った。
「ななちゃ、○○さん…あまりスカート短いと危ないから…」
「え!は~い(笑)でも課長は興味ないでしょ?私、女っぽくないし」
「いや、ななちゃんは私の自慢だよ。仕事はできて礼儀もしっかりして、採用して良かったと思ってる」
「本当ですか?やった!よし、先に行って片付けまぁす」
そう、面接官も課長だった。仕事以外でも恩を返したいとななは思った。
意を決し課長がきた時、背を向け段ボールに書類を詰める。スカートを軽く折りお尻が半分見えるようにしてあった。
「課長、下の段の細かいの取ってくれますか」
「ん…ああ、このあたり…かな…」
声に緊張感を感じた。
(あぁっ、見せちゃった…課長見えますか…ななの恥ずかしい格好…)
「こ、これだね」
「はい、あと…そこのもですか?」
とすぐ後ろの棚を指差す。
「見てみる…ちょっと待ってくれるかな…」
息が荒くなった課長がななの後ろに座ったのがわかる。ななは軽く足を開いた。
(か、課長…ゆっくりでいいですよ…誰もいないからゆっくり…近付いても…)
ななは目をつぶり背後に意識を集中する。触れはしないが空気が温まり、微かに息が当たるのがわかる。
(見てる…履いてないのも濡れてるのも見られてる…)
ななは湿りが流れに変わりそうだと感じる。
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