ななは意を決してサイトに書き込みし予告露出にチャレンジした。
>明日の夜、#92##62のアダルトショップに行きます。服装は~時間が~見るだけで我慢してください。…
仕事が手につかずフワフワした9時間の拘束を解かれると会社を飛び出し、デパートのトイレでサイトをチェックする。
ハズレながらも推理する人、意味がわからんと怒る人、みえみえの誉め言葉でヒントが欲しいというレスが二十ほど書き込まれる中、たどり着きそうな人は二人だった。あまり多勢では怖いため予告終了をレスし、三十分ほどで削除した。
駅のトイレで紐パンツを引き抜きバッグにしまう。ヌルッとした部分を鎮めたいが我慢しショップへ向かう。
念のため赤い伊達メガネで変装し店のドアを開けた。
古本もある店内にホッとしながらアダルトコーナー入り口を凝視し人の出入りを待ったが誰も通らない。
そっと歩を進めるといきなりピンクな世界が広がっている。全裸女優の等身大パネルや過激な文句のAVポスター、棚いっぱいのDVDやコンビニにもある雑誌も並んでいる。
目的を忘れて棚の間をウロウロし、パッケージの解説を読んで陳列されたバイブの大きさに唾を飲み、モニターに映るSMプレイにドキドキしていた。
気付くと小太りの男がそばに立ちDVDを見ている。
『ななちゃん?』
小声で聞かれ小さくうなづくと一歩離れてこっそり風に視姦し始めた。太ももの真ん中より短いミニで前屈みになれば股間は簡単に見える。ましてや小太りはその瞬間に座り込んだ。
(え!座った、予告でも恥かしい…)
だが頑張って姿勢を保つとお尻に風が当たった。
(アァッ息ふいてる!って顔近いぃ、ヌルヌルばれちゃう)
そっと首を回すと、ギリギリ触れずに顔を寄せ匂いを嗅ぐ姿が見え、荒い息が太ももを撫でる。視線を落とすと自分の股間を揉んでいるのが見えた。
(おじさんオナニーしてるし、ズボン汚れちゃうよ…アァッななも濡れてきちゃう)
バランスを崩した男の鼻が尻肉を軽く押したのをきっかけに一度そこを離れ、高校生モノのコーナーで息を整える。
(びっくりしたぁ、でも触ったわけじゃないしおじさん大丈夫だからね~)
『こんばんは』
突然声が聞こえ、目の前にあのサイトが表示されたスマホが出された。横に立つスーツは白髪交じりの部長さんみたいなおじさん。
『わかる?じゃあキミがななちゃんだね』
(二人目登場だ♪この人も優しいかなぁ…)
小さく返事を返した。
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