それからしばらく中学時代の話で盛り上がった。
「俊ってさぁ、いつも私の事を見てたよね。私気付いてたよ」
「はぁ?何言ってんの?真美こそ見てたんじゃないの?」
「私は……見てたよ」
「えっ……」
「掃除サボってる俊とか部活やってる俊とかずっと見てたよ」
「……意味わかんねぇし」
真美が僕の横に座った。
ピッタリくっついて。
「私は俊っていいなと思ってたよ。私には凄く優しかったし。でもみんなにも優しかったから私の事を好きかどうか分からなかったの」
「えっ、えぇぇ、早く言ってよ!俺だってさぁ……」
「なになに(笑)私の事、好きだったとかぁ?」
(ヤバイ、完全に真美のペースだ……)
「ちょっとな」
「ちょっととか何よ?男らしくないよね~」
「……好きだったよ」
「『だった』?過去形なわけ?ねぇ、今は今は?」
「今も好きだよ……」
「俊の告白、頂きました~」
真美の勝ち誇った顔。
「じゃあご褒美ね」
真美は不意に僕の耳に顔を近付けた。
「俊、す き よ」
耳に吹きかかる息がくすぐったかった。
腕に押し付けられる真美の胸が温かかった。
そして何よりテレと緊張で顔が火照っている。
「俊、顔が真っ赤だよ(笑)暑いの?おでこ汗かいてるし」
「いや、あの、えっと部屋が暑いんだよ……」
「じゃあさぁ、シャツぬ い じゃ い な」
いたずらっぽく笑う真美。
「いいよ別に」
「じゃあ私も脱ぐから」
いい終わると同時に真美はタンクトップを脱いだ。
白いブラジャーに包まれた胸が目の前に現れた。
「ほら、俊も脱いでよ」
(うわ~、すげぇ展開になってきたな~)
僕もシャツを脱いで上半身裸になった。
「僕だけ裸……」
「じゃあブラ外してよ」
後ろを向く真美。
ホックを外し……外し……外れない!
「俊……ホントにどんくさいね!」
また口撃を受けてしまった。
真美は背中に手を回すとホックを摘まみ上下にずらすと外れたブラジャーで胸を隠した。
振り向く真美。
僕の目はは真美の目とブラジャーで隠された胸を行ったり来たりしている。
「俊!目が泳いでるよ!」
「ごめん」
「ごめんってなに!綺麗だとか言えないわけ?」
「あっ、綺麗だよ……」
真美はちょっと呆れながら押さえていたブラジャーを落とした。
上を向いたピンク色の乳首。
(綺麗だ……)
「綺麗だよ真美」
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