歩け歩け会も11月は用事が重なり行けなくて、今年最後の歩け歩け会に昨日行って来ました。
どんよりとした空模様、今にでも雨が降りそうな天気で、全体の参加者も少なく、いつものグループも男性は私とK、女性陣は恵美子と先日初めて顔を見たAの4人であった。
小高い山の頂上を目指していくのだが、Aが遅れ気味で、恵美子とKはずーっと先にいて、仕方なくAの面倒を見るようになった。
最初の恵美子の時と同じように、前へ行くKの尻を見て歩く。
あの時の恵美子は尻に合ったズボンで、裸の尻が想像できたが、Aはダボダボのズボンで、尻は大きそうであるが、尻の形など想像もできない。 折角、今年最後だと思い来たのに、今日は不作のまま終わりそうである。
昼食も4人で輪になって食べたが、恵美子が「Aちゃん 万歩屋さんを お願いね」と、私には笑顔を向けつつ、言いはなつ。 天気といい、今日は最悪。
逆にAは、下り道、私と手を繋ぎ歩きだした。
「万歩屋さんは 初めて お目に掛かった時から 素敵な人だなぁと 思っていました
このところ ずっと 来られないので 淋しかったです」
というような事を、言いだした。
こんな事を言われると、ダボダボなズボンを履いているAでも、興味を持ってしまう。
「そんなこと・・・・」と言いながら、顔を見る。
ふっくらとした美人顔、私好みの顔、急にテンションが上がり、男ってしょうがない動物で、下のほうも上がってきた。
下り道を軽やかに歩き、Aの事をなんとなく聞きだす。
年齢は50台で未亡人であること、この未亡人という言葉にまいった。 何と言う魅惑的な言葉だろうか。
ゴールの駅前で4人は合流して、お茶をする。
恵美子は「これから Kさんと いい所へ 行ってきまーす」と小声で、周りにわからないように言う。
Aは「どこへ 行くの?」と言うので、隣の恵美子がAに耳打ちする。
「えっ」Aは意味がわかったらしく、顔が赤くなった。
「それでは 解散」とばかりに、恵美子が立ちあがり、それに続いてKも、最後に我々2人も喫茶店を出る。
(あれ Aは なんにも 知らないのか)
(まあ ちょっと 話してみるか)
「Aさん 帰りましょうか」
「あ はい」
「どうかしましたか」
「いえ ちょっと 気分が・・・・・」
(気分が 悪くなった
なんか 出来過ぎ)
「ちょっと 休んで 行きましょうか」とばかりに、腕を持ち、恵美子たちも入ったであろう、この町では1軒しかないホテルへ入った。
(つづく)
※元投稿はこちら >>