ホテルまで歩いて行くことにした。
風が冷たい。
酔い醒ましにはちょうど良い気もした。
私とおじさんは、あかの他人にしては近く、親しい仲にしては遠い距離を保ちながら歩いていた。
目的はセックスのはずなのに寄り添う事も手を触れ合う事もなく、ただただ歩いた。
10分程歩くと、立ち並ぶホテルが見えてくる。
どこに入っても良かった。
そのホテル街に入る手前にコンビニがある。
おじさんの足がそっちに向かうので、私もなんとなくついて行った。
何か買うのかと思ったら、おじさんは入り口を通りすぎ裏の方へ歩いていく。
そこで、私は、壁に体を押しつけられた。
押しつけられ、そのまま、キスをされた。
ねっとりと唾液を絡ませた舌が私の中に入り込む。
私は抵抗せず、されるがままになっていた。
不意をつくような突然のキスに驚いて、あらがうのも忘れてた。
おじさんの唇は私の口を離れるとそのまま、首筋に舌を這わせながら、唾液で私を湿らせていく。
そして、
『本当に俺とセックスするの? 今ならまだやめられるよ』と言いながら、両手で胸をわしづかむ。
胸を揉みしだきながら、
『ホテル行ったら、こんなんじゃ済まないよ。いいの?』
と問いかけ、舌でべろりと私の右頬をなめあげた。
私は、その状況に興奮して息を荒げてしまい、おじさんの背中に手を回し、
『もっと、して』
とおねだりした。
おじさんは、そんな私の顔をまじまじと見つめ、それから、もう一度私にキスをすると、私の手を握り、ホテルへとまっすぐ歩み始めた。
今の濃厚なキスで、
私の中はたまらない程、やらしい気持ちが溢れだしていた。
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