ベンツから降りてきたのは、後輩の天野と二人の男達。
天野「秋田さん、久しぶりですね~っ」
数年間ぶりに見る天野は結構貫禄がありました。
私「おぉ~っ、本当だね~っ」
在り来りな挨拶を交わすと、浩二が突っ掛かって来ます。
浩二「なんだぁ~っお前らぁ~っ」
この後は皆さんの想像通りの展開です!
浩二は親の顔を知らなかったと言う事、浩二を面倒看ているのは誰か、など問答となり二人の男達にあっと言う間に押さえ込まれました。
天野「お前誰の奥さんに手を出したのか分かってんのかっ」
浩二「・・・自分は関係無いです・・」
天野「関係ねえ奴がなんで先輩にヤカってんだぁコノヤロウ!」
徹底的に追い込んで、浩二の兄貴分も呼んでシメると言う事になりました。
天野「秋田さん、迷惑掛けました。こっちの事はこっちで片付けますんで」
私「良いけど、堅気の俺にヤカってきたんだから、納得出来る答えを出してくれよ」
浩二「すみません・・俺本当に関係無いんですよ」
必死でしたね、分からない事はないですが。
私「関係あるからここにいるんだろぉ!コラァ!」
ボコボコにされながら車に詰め込まれて行きました。
天野「また連絡入れます、あっそれとこの件二郎ちゃん達にも言っときましたから」
そう言って立ち去って行きました。
私(うぅ~ん、二郎かぁ~っ)
二郎達が絡む事によって、また違った方向へと進み出しました。
Aは目の前でのやり取りを見ていて固まってしまい、その場から動けないでいました。
私はAに近付き脚を蹴って転がし、顔を踏んづけて
私「友達居なくなっちゃったね~っ、なんで小細工したんだ、俺とのやり取りで穏便に済まそうと思ったのに、他の人間まで動いたら簡単に納まらないぞ、このバカが!」
A「すみませんっ、すみませんっ、知らなかっんです!」
私「もう遅いんだよっ!」
サッカーボールキックでボコボコにして、ブルーシートで包み車に乗せて走り出しました。
二郎達とは、一郎から五郎までいる偽名の義兄弟です。
夜の仕事を始めた時に、天野を通じて知り合いました。
暴行、傷害、恐喝、など何でも有りの輩達です。
誰かは必ずパクられていましたから、全員揃っているのは見たことがありませんでした。
その義兄弟の中で、最も行動力があるのが二郎でした。
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