私はパンツをずり上げる間もなくレジの前に連れ出された。足がうまく開かないままで腕を強く引っ張られ、思わずよろめく。
「は、離してくださいっ」
その手を振りほどこうとしたら、そのまま尻餅をついてしまった。目の前で仁王立ちのオヤジ。背中には会計のカウンター。胸の辺りに、踏みつけるようにして圧し当てられる靴底。エプロンが泥に汚される。オヤジは激しく足を震わせた。
「や、やらけえチチしてんじゃねぇか。ほら、き、気持ちいいだろ? 気持ちいいんなら声だせよぉ」
首筋に宛がわれた冷たさは、私のお尻で汚れた傘の先。やがてパンツを足首まで乱暴に脱がされ、膝と膝の間に薄汚れた裾が捻込まれる。そして泥に汚れ、雨に濡れた冷たい靴のつま先が、私の大事なところをぐりぐりと押し広げる。
「ああ……くっ……」
傘の先はエプロンの上から乳首の辺りを探し当てる。私は怖さでされるがまま抗えず。ただ靴と傘に弄ばれてゆく。それでも頭の芯がジンと潤んで、息が荒くなって、感じているんだって気付く。中学生の頃、同級生の男子が雌の犬の性器を爪先で弄って遊んでた時のことを思い出した。犬は情けない鳴き声を出して仰向けになっていた。今の私はあの時の犬と同じだ。恥ずかしさはお尻の穴に傘を挿された時に霧散した。
「や、やめて……ください、あっ」
急に靴の動きが激しく。同時にくちゃくちゃと嫌な音がはっきりと聞こえるようになる。
「ひひひっ、ひっ、ぐ、ぐちゃぐちゃだぜぇ。こんなに濡らしやがってスケベ女」
私は狂ったオヤジの汚いつま先で感じている。
「んっっ、あっ……はぁっ」
気がつけば自分から足を大きく広げ、腰を突き出している。こんなの嫌。なのに体が疼いて疼いて止まない。オヤジはしゃがんで、たぶん私の顔をジッと見ている。背中に廻った冷たい手が、エプロンを止める紐を探り当てたようで、私はビクリと体を硬直させた。
「ふ、服、破かれたくなかったら、大人しくしてろ」
エプロンの紐をほどき、落ち着かない手付きでブラウスのボタンに手を掛ける。その手を掴んだら汗でベトベトしてて、引き剥がそうとしてもビクともしなくて、動きを止めなくて。
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