「やめ、やめて、やめてくださ、いっ!」
スルスルと傘の先っぽが出たり入ったりして、なんかうんちをしている所を見られているような。恥ずかしさと怖さと冷たさ。怪我させられたらどうしよう。内腿に力が入って筋肉が突っ張る。
この感覚は子供の頃に味わったことがある。あれは小学校五年生の冬、風邪をこじらせ熱でうなされた時、母はちょうど入院していて私の看病は父が付っきりでしてくれた。しかし、熱冷ましにはこれが一番いいと父が買って来たそれは座薬だった。私は父にトイレでパンツを脱がされ、泣き喚くのも構わずお尻の穴に白い座薬を入れられた。あの時の恥ずかしさと気持ち悪さは今でも覚えている。
やがてぬるり、と、傘の先端が引き抜かれた。プス、と空気が漏れる音がして、恥ずかしくて気が狂いそうになる。と思うもつかの間、今度は私のお尻を湿った手で鷲掴みにされる。そして、痛いくらい左右に広げられた。
「も、もぅ……やめてください!」
「あんだコノヤロぅ、さ、逆らおぅってのか? ああ? なんだよ、な、なに濡らしてやがんだよぉ!」
嘘だ。そんなのは嘘だ。
ずぷ………………。
「ンぁっ…………!」
冷たくて固い傘の先っぽが、今度は膣の中に。私は足を突っ張り、脳天を突き抜ける感覚に必死で耐える。上下左右、出たかと思えば奥まで。傘で私の大切なところがいじられている。確かに濡れていたみたいで、くちゃくちゃと嫌な音がする。
「くっ……んっ」
もう、ちょっと我慢していれば、きっと終わってくれる。
ペッ、と唾を吐く音。そして唾で濡らしたゴワゴワとした指。汚い。気持ち悪い。太い指が私の大事なところを押し広げて。
「なんだよ、ま、まだ男の経験浅せえみてえだなぁ。まだまだガキじゃ、ねえかよお」
もうちょっと、もうちょっと我慢さえしていれば、きっと終わる。
「生意気な色してんなぁぁ。いっちょまえに濡れてやがんしよぉぉ」
お尻に力を入れても太い指先で力ずくに広げられ、ああ、きっと今、このオヤジにお尻の穴の中まで見られているんだと思うと、心臓がバクバク言い始めた。
「もう……許してください」
「ゆ、許してやってもいいけどよぉ、その前に、こっ、こっちに出て来いよ」
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