次の日の朝、前日に買ったコンビニ弁当を食べた。その時、俺は言った。「アズ…一緒に暮らさないか?」「どうしたの?突然…」「ココならアズの大学近いだろ?そっちの方が楽じゃね?」「いいの?私も住んで…」「俺は全然…それに1人だと風邪ひいた時大変だろ?」「…分かった…そろそろ部屋も更新だったから、この際ヒロ君に甘えちゃおかな…」と言って同棲する事に…。アズミが使っていた家具家電は殆どリサイクル店に売った。残したのはコンポ、レンジ、炊飯器と携帯コンロだけだった。レンジと炊飯器は俺のよりいいやつだったから、俺のを売った。一緒に住む様になってアズミは料理をする様になった。毎日早起きして朝飯と弁当を慣れた手付きで作ってくれた。どれも美味しかった。…いつの間にか街の中は12月の慌ただしさが溢れていた。TVでツリーやイルミネーションの特集等を連日やっていた。特にあの2つのテーマパークばかりやっていた。俺は「あれは嫌いだ」と常々言っていた。アズミも俺と同じタイプだった。
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