「ヒロ君はどうゆう髪型が好き?」 いきなり聞かれた。「俺はボブかショートが好きだけど…何?切るの?」「うん…ちょっとウザくなってきたから…」「俺がしてやるよ」「えっ!?出来るのっ?」「元美容師…」「でも切った事…」「あるよっ!ただ指名が付かなかっただけだよ…失礼なっ」「ゴメン…知らなかった」「で?どうゆう感じがいい?」「じゃぁお任せでっ」「はいよっ」と言って押し入れから数年振りに散髪道具一式と霧吹きを出した。レジャーシートと椅子を用意した。「とりあえずシートないから下着になって」「えぇっ!?」「嫌なら服が切った髪だらけになるよ」「…分かった」と言ってアズミは服を脱ぎ下着姿になった。「じゃぁお任せって事で坊主ね?」「えぇっ!?」「冗談だよっ」「ビックリしたぁ…可愛くしてね」「はいよっ…アズは少し毛量が多いから梳いてみようか?」とカットし始めた。10㌢程切った。持てるテクニックを駆使してアズミを俺の思ってる理想に近づける。1時間程で完成した。「こんなもんかな…これ以上カットしたらバランスが悪くなるな」と言って終了した。
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