7. 変態の扉を開ける ~目隠し~
ふとナオの背後に視線を向けるとカップルがベッドのそばに来ていた。彼氏さんが結合部を指差し、彼女さんは手で口を押さえながら瞬きもせずに指差された場所を見ている。
「ほら、すぐ後ろで観られているよ」
ナオに声をかけると後ろを振り向き「キャッ」と声を上げた…と同時に軽い締め付けを感じる。
「知らない人にハメられながら、知らないカップルさんに観られちゃうなんて…変態だね」
ハァ…ハァ…ハァ…
「オマ◯コだけじゃなくお尻の穴まで丸見えだよ」
「うぅぅぅぅ、恥ずかしい…」
「恥ずかしいだなんて普通の人みたいなこと言って…変態だから大丈夫だよ」
何が大丈夫なのかわからないが(笑)、声をかけながらも腰の動きは続け、ナオも喘ぎ続ける。
「そうだ。周りが見えなきゃ恥ずかしくないんじゃない?」
「え?」
「目隠しするとか」
ナオの彼氏が「目隠し」というワードに反応し、自分のネクタイを外してナオの頭に巻きつけるがどうも細すぎるらしい。そこで「僕のカバンの中にアイマスク入ってますよ」というとカバンを持ってきてくれた。
「このカバン、エロ活動用に色々入ってるんですよ。タオル、ゴムは当然として、アイマスクとかウェットティッシュ、夏の野外用に虫除けスプレーも(笑)」
カバンのポケットからアイマスクを探しだしてナオに装着した。
「どう?見える?」
「いえ…」
大丈夫そうだ。でも、この会話の間に少し肉棒の元気がなくなってしまった(苦笑)。そこで一度抜いてナオをベッドに寝せ、少し目隠しプレイを楽しむことにした。
目隠しプレイでは単調な責めはつまらない。
思いもよらないタイミングで思いもよらない場所を責める。
しばらくどこにも触れずに放置する。
目隠しをされた側が不安を感じるくらいに。
ナオの乳首、口、クリ、太もも、肩、耳…。
口で、指で、舌で、手のひらで…。
身体への愛撫だけではなく言葉でも…。
「みんなが周りに集まってきたよ」
「一人だけ目隠しされて、色んなところを触られて、感じちゃってるんだ…変態」
「さっきからずっと撮影されてるよ。恥ずかしいところも撮られちゃったね」
「次は誰にどこを触られるかな?」
「自分の手でアソコを大きく拡げてごらん」
拡げさせたアソコにしゃぶりつくと、「あ…あ…」と言いながら両腕を胸に抱え込んだ。
「また一人で逝ったのか」
肉棒が元気を取り戻してきたので、ナオの意識を上半身に向けるよう、少し胸へのタッチを多めにしつつ挿入の準備を始めた。
いけるかな…ズン!一気に奥まで挿入し、休む間を与えずに突き続ける。目隠しをしたナオの手が何かを求めて空中をさまよっているので、上体を重ねるとギュッと抱きついてきた。結構疲れてきているのであまり速く腰を動かすことはできず、少しゆっくり目に抽送を繰り返す。ナオが時々背中をギュッと抱きしめてくるのは逝ってるからだろうか。
ナオにつかまらせた状態で背中に腕を回して対面座位に移ると、ナオがキスしながら自分で腰を上下させてきた。
「気持ち…よく…なって…くれてますか…?」
「うん、アソコが締まってとっても気持ちいいよ」
「逝って…くれます…か…?」
「うーん、今日はちょっと逝ける感じがしないかなぁ」
再び肉棒を抜いてバックの体勢に移り、後ろから突き続ける。時々後ろの穴に指を当て、少し指先をめり込ませてみたり。
「やっぱりこっちはダメ?」
「はい…まだ…」
「じゃぁ止めとこうね。優しい変態だから(笑)嫌がることはやらないよ」
そのままバックからの責めを続けたけど、やっぱり今夜は逝けそうにない…ナオの蜜壺はこんなにきつく締め付けてくれてるのに…。
ふとベッドサイドの時計に目をやると針が1時半過ぎを指していた。ナオが声をかけてきたのが22時前後、その後部屋に来てから談笑してシャワーを浴び始めるまでが1時間弱としても既に2時間以上プレイしていることになる。
「ナオちゃん、ゴメン。今日は逝けそうもないからここで終わりにしよう」
ナオの目隠しを取り、こうして未発射のまま三回戦を終えた。
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