2ヶ月後「亮君…2ヶ月だって」「えっ!?本当に?」コクンと頷いた。「だっ…えっ…じゃあ…」珍しく俺はパニクった。「落ち着いてっ」「ああっ」恵理に深呼吸しろと言われ大きく深呼吸をした。「落ち着いた?」「うん…おめでとう…翆には?」「まだ」「そっか…色々用意しないとな」「うんそうね」「無理するなよ?」「分かってる」…翆に言った。「ママおめでとう…出来るだけ協力するねっ…パパおめでとう」と初めてパパと呼んだ。それから安定期に入るまで、翆は色々と恵理を手伝った。…あっという間に時は過ぎ、恵理は出産の為入院した。翆も俺も毎日顔を出した。…俺は恵理が戻るまで禁欲した。入院前恵理が定期的に抜いてくれた。「大丈夫?抜いてあげようか?」と恵理が心配したが「大丈夫だよ…お前が戻ってくるまでだから」と言った。「それに戻ってきたら濃いのあげるよ」と続けると「うん…わかった」と言った。…やがて男子が産まれた。翆は「かわいい」を連発した。名前は2人の字から取り[恵太]と付けた。翆は恵太にべったりだった。
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