「だって亮太君て人使うの上手いじゃん」「そう?」「そうだよ…しかもどこどこは誰と誰とか配置するの上手いし…亮太君が仕切ってくれると、上手く回るじゃん…多分そこ見ててくれた結果だよきっと」「そうかな」「そうだよ…だから自信持ってやってみたら?」「そうだなやるか」「応援するよ」…次の日からやってみたが、仕事量はそんなに変わらず、ただ課長が居ない時に、代理で企画書のチェックする位だった。ただ昇進した事で給料の基本給がアップした。…変わった事は土曜日は必ず恵理の家に泊まる様になった事だけだった。店に入りそのまま二階に上がり、翆の勉強を見たり、店が忙しい時に食器を洗ったりする事が、当たり前になっていた。…時間が流れた。企画部の忘年会が開かれた。部長の挨拶から始まった。前回の打ち上げでは、12人だったが今回は企画部全員強制参加なので16人全員が参加した。やがて忘年会も終わり皆帰った。片付けをして部屋に上がった。先に風呂に入りキッチンで2人だけの忘年会をした。翆は泊まりに行っていた。
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