―少年の罪悪―
佐江木学。大学はバスケットボールで推薦が決まり、特に未来に希望は無いが、不安も無い。本当はバスケットボールも嫌いだが、身長と身体能力を買われ、「楽なので」続けている。
公務員の両親は慶応に進学した兄にばかり夢中になり、自分に与えられるのは少々多い小遣いだけだ。期待も何もない。
「好きにやれ」と半ば見放されたように言われたので好きにやる。ただそれだけだった。
周りには馬鹿ばかりだ。同学年の幼稚な人間等に何の感情も湧かない。時々、自分の周りに居る人間は生きているのか?全ての背景は広い紙切れに描いたただの一枚絵で、自分を含めた一切は誰かの作ったマネキンなんじゃないか。誰かのためのディスプレイなんじゃないか。そんな考えが、現状よりも未来よりも、怖かった。
自分は何時か人を殺すな。またいつものように、キイキイと黄色く騒ぐ女子を眺めてそう思った。
ある日学校帰りに立ち寄ったコンビニに、「犯したくなる女」が居た。
体系も顔も幼く、色が白くて目が綺麗だった。声のトーンもうるさくなく、可愛い。
お釣りを手渡されながら、「首を絞めたらどんな顔になるのかな」と佐江木は考えていた。きっと可愛いだろうな。
見ると名札には「店長 麻木由香」とあった。
それから佐江木は、別段小遣いには困っていなかったが、由香に近付くためにバイトの面接を受け、そして受かった。面接も由香が対応した。
一生懸命に店長らしくあれこれと質問したり、思案するような顔をする由香を見て、佐江木は一層暗い思いを濃くした。
触れたい。犯したい。この場で縛り上げて自由を奪うまでどれくらい時間が必要か。悲鳴は従業員室から店の中に響くか?しかし行動に移すことはしなかった。
自分も作った笑顔で、真面目なふりをして着実に由香の信用を騙して掴んでいた。
その機会が来るまでは。
「店長、お疲れ様っすー」
「あ…おはようございます。早いんだね」
「店長に会いたくってねw」
普段なら状態を返す由香も憔悴し切っているのか、それ以上は何も言わずに仕事に戻ってしまった。痛むのか、腕や腰を時々さすっている。
(帰ったら縛って部屋を散歩だって言ってたもんな…雄一さん)
雄一と由香の事情を知った時、自分の感じていた焦燥感や恐怖は綺麗に霧散した。雄一こそが自分の全ての頭脳であるような気さえした。劇的に自分の視界が晴れた。
そして俺も店長を…由香を…。
(さてと…まずは雄一さんのリクエスト通りにやりますか)
「店長重いでしょ。持ちますよ」
「え、いや…大丈夫だから」
由香はウォークイン冷蔵庫で一人で品出しをしていた。2Lのペットボトルの入ったダンボールを抱え、それを片付ける最中だ。
狭い通路内で佐江木は由香の後ろに回り込み、わざと身体を密着させる。
余程男に近寄られるのが怖いのか、俯いて不安がる由香に佐江木は酷く興奮した。
(本当にこの下着てないのか?)
制服の下は完全に裸だと聞いたが、上から胸元を覗き込んでも冷蔵庫内の明かりでは良く解らない。佐江木は由香の前にあるペットボトルを取るふりをし、わざと手の甲を胸元に押し付けた。
「ちょ、何?」
「わざとじゃないっす、ここ狭いから!店長もぼさっとしてないで動いて下さいよ」
「は?…ちょっとねえ、くっつきすぎ…」
「だから店長がぼーっと立ってるからでしょ。狭いんだからほら」
佐江木はそう言って由香の腰のあたりを掴み、自らに引き寄せた。手の甲は相変わらず胸を押してみてはいるが、やはりこれだけの感触じゃ解らない。
「離して…出るからもう!」
佐江木を睨みつけて由香は冷蔵庫から出て行った。顔面のあたりにまだ由香の香りが漂っている。こんなんじゃ駄目が、難しいな。佐江木は携帯で雄一に指示を仰いだ。
「店長機嫌直してくださいよw冗談ですw」
「いいからもう。仕事してて」
由香は佐江木を見ようともせず、パラパラと忙しそうに書類をめくっているが、佐江木にとってはどうでも良いことだった。
「さっきふらっと見えたんですけど」
「なに」
「店長制服の下裸ですよね、上。なんでですか、冬なのに」
由香の手が止まった。しかし何も言わず、佐江木を見ようともしない。
「彼氏さんの趣味とか?」
「違うっ!!!!!!!」
自分でも想像以上に大きな声が出た事に驚きながら、泣き出しそうな表情で由香は黙った。
「何が違うんだろ。どっちが違うの?w」
「着てるから、下。変な事言わないで」
「見せたらいいのに。着てるなら。口で言われても解んない」
「早く仕事戻ってよ…」
(はいはい、っと。バレバレじゃん。雄一さんの言うように頭弱いなこいつ)
「すいませんした、冗談でーすw店長最近機嫌悪いからふざけてみました」
「そう…もう良いから」
「あーまた肩揉みますよ。前にもやったけど、店長猫背だからめっちゃ肩凝ってるしょ」
「いいよもう…今日は」
「なんか腰とか腕とか痛いみたいだし?」
「いいってば…」
「あー解った、俺嫌われてる系か。それならクビにしたらいいのに」
「違うの…お願い…言うこと聞いて?今日はいいから…」
それでも佐江木はしつこく食い下がった。雄一から「引くな」との命令だ。この女は「基本的に強く断れないから引くな」と。こっちにも計画がある。こんなとこで引けるか。
やがて根負けした由香が、渋々に肩を揉まれることを了承した。日頃仕事で必要以上に働いて疲れていたこと、連日のように無理な要望を雄一に言われストレスが限界だったこともあり、揉まれ初めてからは拒絶の言葉は出なかった。やがて気持ちが和らいでしまい、佐江木に少し冷たく当たり散らしたことを後悔し始めた頃…。
「…え?や、やだ、やめて!!」
慌て戻そうとしたがファスナーは簡単に下げられ、白い裸が開いた制服から露出してしまった。
佐江木に両腕を後で痣になる程強く捕まれ、由香は前を隠せず、完全に乳房が露わになった。
「やめてえ…やだあ…みないでえ…」
「泣くなよ。うるせえな」
嫌々と顔を横に振り、腕を必死に降って抵抗するが、元々ガタいもよく身長もある佐江木に簡単にやり込まれてしまう。
「はは、ちいせえ。本当におっぱい付いてんの?」
「やめてよもう…やだあ…○○助けて…もうやだ…」
「彼氏に助けて貰う前にちゃんと揉んで大きくしてもらいなよ」
「やだあ!どうして…!もう離して!」
ぎゅっと力を込めて由香の乳房を掴んだ。痛みで由香が悲鳴を上げる。雄一が由香は右の乳房が弱いと話して居たのを思い出し、小豆程に膨れ上がった乳首をこりこりと掴んで転がした。
由香はひい、再度悲鳴を上げて泣き喚いた。
一応店には客が居ないが、騒がれてる最中に人が来ないか心配なので、用意していた布を無理矢理由香の口に押し込む。手は椅子に縛り付けた。
ようやくだ。ようやく自分の妄想が現実に姿を現した。
脚を縛ろうとして何度か蹴られたため腹が立ち、太ももの内側を噛んでみた。一層大きい悲鳴が布越しに聞こえた後、暫くして由香は静かになった。目を開けたまま泣き続けていた。
これから下を脱がしてみようか、と考えていた所で客が入り、興が削がれる。よく雄一さんは店なんかでやれるな。面倒臭いと思いながら、作った笑顔を戻し佐江木は店に出る。
店から裏に戻っては執拗に由香の胸を掴み、耳や顔を舐めて唾液まみれにした。下を脱がす余裕はまだ無かった。
本当はキスもしたいのに、これでは難しいか。由香は椅子に座ったまま完全に虚脱している。
思った以上に由香の胸が無かった事に少し落胆した佐江木は、それをネタに由香を非難する事を楽しんだ。
胸と顔にコンプレックスがある。そう女友達にメールをしているのを、携帯を盗み見た佐江木は知っている。
そして、彼氏は本当は自分の胸や体に満足していないんじゃないか。会ってもあまりセックスをしてくれない。もっと可愛い娘が良いんじゃないか。そう女友達にも漏らしていた。
「こんなガキみたいな胸じゃ彼氏さんが可哀想だわ」
「うっ…ふ、うう…」
「相手してくんないんだろ?ちっさいもんな。セックスも下手そうだし。愛想吐かされたんじゃねえの。もう」
「ひがう、ひがうも…ううひがう…」
違う違う。と口を塞がれながらも必死で抵抗する。嗜虐の感情が佐江木に渦巻いた。
「不っ細工だわ胸はちいさいわ、最悪だなお前。泣いた顔彼氏に見せれるの?」
「う゛っ…う゛あ゛あ゛…」
「彼氏はきっと嫌々だよ。お前不細工だし。同情するわ」
「ひお゛い゛…ひお゛い゛…い゛い゛」
ついに号泣する姿を見て、佐江木はもうどうなっても構わない気持ちで由香のジーンズを下げ、自分も同じようにした。
初めて見る女性器は充血して赤よりも黒く見えた。そして泣きじゃくったのか、女性器もまた酷く濡れていた。
「すっげーよお前のマンコ、汚いしヤリマンって感じだわ。キモイしくっさい」
「やあ゛あ゛…はあ゛」
「彼氏可哀想だから変わりに俺が入れてやるよ。良かったね由香」
猛烈な快感が佐江木を包んだ。初めて入れた女性の中身は恐ろしく狭く、知らない感覚だった。無理矢理入れてみたが快楽で到底動けそうにない。
佐江木は由香の口をほどき、夢中で唇を貪った。「ブス。彼氏に謝れ」と言う度に由香は悲鳴を上げてキツく膣を締め上げた。
「毎日俺が揉んで大きくして上げるから彼氏と別れていいよ」
「やだあ…やだあ!!」
「彼氏もやだって。由香みたいなブスと付き合うの」
「酷いい…うう…ひっ、動かないで、やめて…」
「いいだろ中に出しても。由香のブスマンコに出すよ」
「やだあ…いやあ…」
強烈な射精感と共に佐江木は果てた。し終えてしまえば倦怠感が残るばかりで、ぐったりとした由香に対して感情は特になかった。計画もなにも無かったな。ぶつぶつと彼氏の名前を呼んで謝る由香が少しうざったく感じた。
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