分娩室に入った時はさすがに緊張したけど・・。
すんなり産まれてきてくれた。
美月が最初で美空がその次看護婦さんも安産で良かったねと言ってくれた。
ルカはずっと私の手を握っていてくるた。
双子が産まれて一年。
まだ喋れないけど可愛いなぁ。
「おっ!オムツ変えよっか」育児は楽しくてたまらなかった。
こんな幸せ・・・味わえるなんて。
髪の毛はやはり銀色だったマジで天使だわ。
この双子はやることがそれぞれ違って面白い。
しばらくして歩くようになって。
ルカと私は喜んだ。
簡単な言葉を覚えたり。
ママと言って抱きついてくれたり。
「それが今こんなに可愛く成長しやがったんだよっ」美月をむぎゅっとする。
美月の事がたまらなくて好きで・・・愛しいよ。
「んっ・・・なんかそんな話聞くと・・・やっぱりエッチはいけない事なんだなって・・・思っちゃう」
「うん・・・そだね」
実の息子とエッチするなんてどうかしてる。
けど・・・好きなの。
きっと美月に会った時から・・・好きになったの。
「ねぇ、美月・・・どうして免許が欲しいの?」
「くすっ・・クイズなんでしょ?」
「教えて・・・」
美月は私を見つめる。
「綾と色んな所に行きたかったから・・・僕が運転できればいいかなって・・・一応男だし・・」
「ふふっ・・そっか」
そんな理由か。
でも私は乗せたくない。
「美月と一緒にいれればいいよ・・」
「うん・・・」
口付けして。
また抱き締める。
「寝よう・・・」
「うん・・・」
二人で眠りについた。
とても心地良かった。
翌日。
「美空、ご褒美ちょうだい!!」
「うん・・・聞いたんでしょ?」
「なんでバレ・・・いいや、聞いてない!」
美空はクスッと笑ってからポケットから小さな箱を取り出した。
「ん?開けていい?」
「うん、いいよ」
ガサガサと紙をはがす。
ネックレスだ!
美空を抱きしめる。
「んぁ・・ママ・・」
「美空は最高だよ・・本当にいい子」
嬉しい・・こんなプレゼント。
早速つけてみた。
なかなかいいじゃん!
「ルンルン・・どう?」
美空と美月に見せた。
「似合うよっ!」
二人を抱き締めた。 「ありがとっ!」
クロスには見せない。
あいつは冗談しか言わない
さて、朝食を食べてから支度をする。
今日は学校の机や椅子を見に行く。
かなり遠い家具専門店に行く。
軽い旅行だ。
「さて、美空と美月も行く?」
「うんっ!」
「じゃあクロスは留守番ね」クロスはムッとしている。「凄く心配なんだが」
「過去の事だよ・・・忘れなさい」
「そんなもんか?」
私はクロスの肩をポンと叩いた。
車に乗る。
念のため着替えを持っていく。
各自拳銃を携帯する。
その他の武器は車にある。「しゅっぱつ!!」
車を走らせる。
道は舗装されていない。
美月と美空は助手席。
美空は美月の膝の上。
「んー・・揺れる」
「砂利道だしね」
なんとかわゆい・・この光景・・。
家を出るのに30分はかかる。
それくらいバカ広い。
ガタガタ揺れる。
運転に集中。
美空は150センチくらい。美月は155くらいか?。
見栄はって160くらいとか言ってたけど。
美空は今日もミニスカートか。
なんとも美しい。
美月はミリタリー風にまとめている。
男の子っぽい服装だ。
私は少し長めのスカートと肩出しのシャツ。
そしてさっきのネックレス
やっと家を出て道に出る。車は4WDなのでどこでもへっちゃらだ。
美月と美空はエッシャーの騙し絵を見ている。
ホントに好奇心旺盛だな。
かなり走ったな。
もうお昼。
「よしっ!ランチタイムッ」近くのレストランに停車する。
美月も美空もはしゃいでる子供のままか。
羨ましいような悲しいような。
私も不老不死なら二人とずっと一緒なのにな。
そんな事を考えてしまう・・・・。
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