「ふぁ・・はぁー」
美月と寝たのは久しぶり。近くに温もりがある。
私の腕の中で寝ている。
「か、かっわいぃ・・・」
美月は本当に可愛いな・・けど不老不死が本当なら・・・。
一生子供扱いされるのかな・・・。
今考えるのはよそう。
こんな可愛い男の子が私の子供なんて・・・。
「う・・んっ・・」
私にすり寄ってくる。
ぎゅっと抱き締める。
愛しいよ・・・美月。
コツンと固い物が当たる。「あ・・・立ってる・・」
元気になってきた証拠かな・・・?
「うーん・・うにゃ・・」
寝返りをして背中を向けた「少し・・だけなら」
ガシッと後ろから抱き締める。
ゆっくりと触ってみる。
固いな・・・。
モミモミしてみる。
「・・・んっ・・」
小さく喘ぐ。
寝ててもやっぱり気持ちいいんだな。
パジャマの上からモミ続ける。
「んぁ・・・んんっ・・」
呼吸が荒くなってきた。
この感じてる顔・・・最高に可愛い・・。
パンツの中に手を入れようとした。
「んっ・・あや・・だめ」
「起きちゃった?」
美月に手首を掴まれた。
少しほっぺが赤い。
「朝から・・だめ・・もう少し待って・・」
「気持ち良くなりたくないの?」
「なりたいけど・・・だめ」「なんで?」
美月は私をじっと見た。
目が合う・・・。
また顔を赤くして私の胸に顔を埋めてきた。
「したいけど・・・綾が調子に乗っちゃうから・・・だめっ」
「うーん、たまらん・・・どうしてもダメ?」
「ダメ・・絶対ダメ」
「そか・・じゃあ、ギュッってする!」
キツく抱き締めた。
朝食を作って一息。
美空もおきてきた。
「おはよ、ママ」
私は美空をギュッとした。「美空・・ごめんね」
「うん・・・・なにが??」「美空の顔叩いちゃったから・・ごめんね」
「大丈夫だよ・・ママ、大丈夫だから」
「ダイジョウブじゃない!美空にはたくさん謝らないと・・・・」
美月の事とか・・・。
色々と美空には謝らないといけないし感謝しないと。「ママ、私を産んでくれた事への恩返しだよ・・気にしないでね」
「うう・・ぐすっ・・な、なんていい子なんだ!」
ムギューっと抱き締めた。私以上に大人だな・・。
「いたぃ・・お腹空いたよ・・」
「うん、いっぱい食べな!」美空は椅子に座ってパンを一口サイズにちぎって食べた。
「ママ、美月は?」
「あぁ・・・寝坊かな?」
イチャイチャしてたらいい所でまた寝てしまった。
仲良しワンコにもご飯をあげる。
朝だな・・・。
うん・・・朝だ。
太陽が登って私を見下ろしている。
なんと言うかこの朝の空気がたまらない。
「ふぁ・・うーん」
あくびをしてうーんと伸びる。
いい朝だな。
畑の様子を見てから私も朝食をとる。
クロスが珍しく寝坊した。「Hey!元海兵隊が寝坊とは聞いて呆れるな!」
「悪かったな・・ふぁ・・やる事が色々とな」
「ふぅーん・・何?手伝う?」
「いや、個人的な物だからいいよ」
「ふむん・・・」
朝に軽く訓練をする。
準備運動をしてからPx4の射撃訓練。
衰えるどころかさらに早くなる動き。
短いサイレンサー付き。
短いから消音効果はあんまり無い。
けどマズルフラッシュが抑えられるので射撃に集中できる。
パシュッ!
かなり大きな音。
発砲音と言うよりゴムをおもいっきり叩きつけたような音。
冷やせば少し消音効果が上がるんだけど。
朝日を浴びてスライドが黒く輝く。
撃ちきってスライドストップがかかる。
マガジンを抜いてスライドストップを下ろす。
セフティをかける。
机に置いて一息つく。
安全管理は徹底しないとダメ。
銃を初めて触った時に師匠にそう教わった。
薬莢を拾って袋に入れていく。
まだ熱いな。
霧吹きをオンにする。
火薬はすべて発火する訳じゃない。
発砲しても火薬が残って飛び散るので霧吹きをかけて湿気らせる。
椅子に座ってPx4の掃除。必ず感謝しながら掃除する「毎日ありがとね・・」
おばちゃんに教わった。
感謝しないといけない。
たとえ人殺しの道具であっても・・・。
スライドはピカピカだ。
「ママ、おつかれ様」
「うにゃ、サンキュ」
美空が熱いお茶と和菓子を持ってきてくれた。
みたらし団子とゴマ団子だ、私が教えた。
「うん、美味しい。美空も料理上手になったね」
美空は嬉しそうだ。
なんでも覚える。
好奇心も凄い。
「ねぇ、ママ。これってもう無いのかな?」
美空が写真付きの資料を取り出した。
「うん・・?・・ウェルロッド?」
美空は頷いた。
かなり古い銃だ。
「リニアナイフが壊れちゃって・・便利だけどやっぱり脆いから何か近距離で静かに倒せる銃のがいいのかなって思って」
「ふむん・・・」
やはり電気を使うぶん普通のナイフより脆いのか。
「これを参考にして新しいのを作ってみたいんだけど・・・・」
「うーん・・知り合いが持ってるかも・・ちょっと連絡してみるよ」
「ありがと、ママっ!」
美空や美月にとって兵器を開発するのはおもちゃを作る感覚なのかな?
私には思い付かないようなアイディアが出てくる。
「私も協力しようかな」
「ママも?いいよ、一緒に考えよう」
美空ははしゃいだ。
私にとっての普通はこれでいい。
日本を出る時少し狂ったけど・・・。
誰に文句を言われようがこれが私。
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