学校では私は先生。
まぁ見た目とか行動でかなり人気がある。
私は精神年齢がまだ子供だから親近感がわくのかな?美月と美空のクラスで英語の授業をする。
「はーい、これ分かる人いるかにゃ?」
数人の生徒が手をあげる。「はい、利奈ちゃん!」
利奈は英語が苦手だが頑張って答える。
「うーん・・・駅にはどうやって行けばいいですか?・・ですか?」
私はウィンクして親指を立てた。
「正解!利奈ちゃんNice!」
「ははっ!」
利奈は照れながら座った。美月と楽しそうに喋っている。
別れてからの方が仲良しだ美空は教科書で隠れながら寝ている。
「はいっ、じゃあ今日はここまでね!テストの範囲はも78ページまでだから勉強しとくよーに!」
授業が終わるとガヤガヤ騒ぎだす。
まぁ中学生なんて落ち着かない方が普通。
教材を片付けていると男子の生徒が近づいてきた。
佐々木くんだ、冴えないけどモテてる子。 「あの・・猫先生・・お話が・・・」
「うん?何かにゃ?」
モジモジしている。
「言いにくいなら他の所で聞いてあげよう!」
「あ、はい・・・」
休み時間だし騒がしいな。「猫先生ーっ!」
「おぅ!」
女子生徒の悩みなどを聞いてあげたりしてるから女子には信頼されてる。
佐々木くんと人気のない所に来た。
「佐々木くん、話してみて」モジモジしている。
可愛いけどキュンとしない美月のせいでハードルがだいぶ上がってしまった。
「俺・・先生が好きです・・・」
「はふぅ・・・そっか」
こんな見た目だ。
男子生徒から告白なんて珍しくない。
「私も佐々木くんは好きだよ、でもダメだよ」
「先生・・お願い・・」
抱きつかれた。
私も小柄だし丁度いい具合の高さ。
「佐々木くん・・ダメだよ、先生は愛してる人がいるのよ!」
「俺、先生がいいから・・先生が好きだから」
「もぅ・・・困った子」
佐々木くんは離れてくれない。
私の手を掴んで股間に擦り付けた。
固くなってるし・・・。
まさに中学生・・ヤりたい盛りか。
「先生とエッチしたいです・・・」
「あのさぁ・・そういうのはイケナイよ」
固いしパンパン。
ズボンの上から軽く擦ってみる。
「先生っ・・」
「こんなんじゃ授業受けれないじゃん・・・」
困った・・・私はスケベだけどさすがにもう大人だから節操のない事はできない・・・・。
佐々木くんを無理やり離す「ダメだよ、私は先生!」
「そんなぁ・・・」
きっぱりと突き放した方がいい。
調子に乗られると困る。
泣き出した。
あぁ・・困ったな。
「誰にも言わないからぁ・・泣かないの」
「うぅ・・・先生の事好きなのに・・・」
制服の上からでも勃起してるのが分かる。
「ちょっとおいで」
「うっ・・ぐすっ」
男子トイレに連れ込む。
ここには滅多に人は来ない「抜いてすっきりしなさい」「えっ、先生がしてくれるの?」
一気に笑顔に。
ただヤりたいだけじゃん。「何言ってんの?私は人が来ないように見張っててあげるだけ」
「先生が抜いて・・」
「ダメっ!さ、個室に入って抜いてきな」
佐々木くんはそそくさと個室に入った。
私は壁に寄りかかる。
「はぁ・・・」
私は好きな人以外には抱かれない。
そう決めた。
個室から喘ぎ声。
早く終わらないかな。
次の授業の準備しなきゃ。「あっ、はぁっ・・先生・・気持ちいい・・あっ」
そうですかそうですか。
「ああっ!」
イッたかな?
個室が開いた。
チンコを出したまま出てきた。
「先生・・まだ固い・・」
「あのね・・私は次の授業の準備しなきゃいけないの・・いい加減にして」
「先生が抜いて・・」
イラッとした。
私の体しか見てない。
まだ目で心を読める。
「怒るよ・・・」
「先生っ」
また抱きついてきた。
「先生、したい・・エッチしたい・・・」
「いいよ・・・」
「へっ?」
「じゃあエッチしてどうなるの?私と結婚してくれるの?」
「あ、あの・・・」
「好きって言うくらいならいい・・・けど体が欲しいならそのくらいの覚悟があるんでしょうね?」
「あります!俺、先生を幸せにする!」
全然違う。
ルカと美月のような・・・本気で愛してくれる目じゃない。
ヘドが出そうだ。
「私は悪いけどエッチはできない・・黙っててあげるから落ち着くまでここにいなさい」
「先生っ、エッチしたい」
私は突き離す。
「背伸びしないで彼女作りなさい・・」
少し睨む。
「あぅ・・・はぃ・・」
トイレから出る。
めんどくさいな。
ま、私も昔の事思い出すと人の事言えんけど。
その日の授業が終わって職員室でカリカリと書類を書く。
「先生、手伝う?」
「おっ、美空ちゃん」
学校では先生。
ママとは呼ばない。
「ありがと、でもいいや。仕事だし」
「うん・・・」
私は隣の机の椅子を引っ張ってきて美空を座らせた。頭を撫でてお菓子を渡す。「美空ちゃんは美月くんを待ってるの?」
「うん・・今日は部活らしいし」
美空はお菓子を一口かじるスーパーで売ってる安いチョコケーキ。
私はこのお菓子が好きだ。「これ書いたら部活見に行ってみようか」
「あ、うん」
カリカリと書類を書く。
もう少しで終わる。
「先生・・・」
「ん?・・・」
美空はモジモジしている。あぅ・・抱きしめたい。
本当に可愛い・・・。 「あのね・・」
「うん?なぁに?」
「髪・・三つ編みにしてほしい・・」
「三つ編み?いいよ」
「おねがい・・します」
いつもツインテールかそのまま垂らしたままかだ。
書類を書き終えてから三つ編みにしてあげる。
私も昔やったな。
「おっ!可愛い!」
「本当に?」
「うん、真面目っ子みたい・・ほれっ!」
眼鏡をかけてあげる。
もちろんダテ眼鏡。
「美月に見せたいの?」
「うん・・・変かな?」
「いや、アリだよ!」
なんだか銀髪の三つ編みってなかなか見れないし新鮮「じゃ、行こ!」
「うん・・・」
体育館に向かう。
美月のバスケを見に来る子はたくさんいる。
「遊っ!」
美月が遊くんにパスをして遊くんがシュートを決める「ナイス、美月!」
「うんっ!」
ハイタッチする。
青春・・友情か。
美空は少し後ろでモジモジしている。 「美空ちゃん、おいで」
「あぅ・・やっぱり変だ」
「ほらほら、美月くんに見せなきゃ」
「あぅ・・・」
美空を体育館に引っ張り込む。
「美月くん!」
私が大声で美月を呼んだ。「あっ、せんせ・・・」
ボールを落とした。
周りの男子も固まる。
美空に見とれてやがる。
さすが私の娘っ!!
「みーだけちょっと休憩ね」「遊・・悪い・・」
美月がトコトコ駆け寄る。「美空・・・」
「うん・・・」
美空は照れてる。
さすが私の・・・。
私も親バカだなぁ。
バスケの試合が完全に止まっている。
みんな美空を見ている。
「あの・・たまには・・こうゆうのも・・いいかなって・・思って・・」
美空はデレデレだ。
美月は微笑んだ。
「うん、可愛いよ!」
「はぅ・・・」
美空は私に抱きついて顔を隠した。
「僕、戻るね・・」
「うん、行っておいで」
「・・・・」
美空は黙ってしがみついて離れない。
美月はバスケに戻った。
私は様子を見ていた。
部活が終わるまで見ていよう。
「先生・・恥ずかしい」
「大丈夫・・可愛いよ」
「うん・・ありがと」
美空は小声で喋った。
美月を好きなんだな。
部活が終わって体育館の電気を消す。
私は一応誰もいないのを確かめた。
美空は体育館の入り口で待っている。
「一緒に帰ろっ!」
「うん・・ママ・・」
堂々と学校でもママって呼ばれたいな。
美月は部室から出てきた。「お待たせっ!」
「美月、おそいっ!」
「ごめんごめん・・」
昔の私とルカを見てるみたい。
ふと思った。
想いって遺伝するのかな?好きって気持ちも・・・。「先生、お腹空いた!」
「はいはぃ、今日は唐揚げにしようかな」
「やったっ!」
美月ははしゃいで美空は小さくガッツポーズ。
「スーパーに寄ってから帰ろっかな・・」
車に乗ってから思い出した・・鶏肉が無い。
「お菓子買っていい?」
美空と美月が同時に言ったさすが双子。
「いいよ、一個だけね!」
スーパーについてカゴを持って見て回る。
必要な物をカゴに入れる。唐揚げ・・和風で大根おろしとポン酢でいくかな。
この時間帯だと肉が悪くなってそうだけどしかたない美空と美月はお菓子売り場にいる。
「鶏肉は買ったし・・・あとは・・」
田舎だから魚類は無い。
近くに海はないし。
野菜類も入れておく。
まだお菓子売り場にいる。「ねぇ、まだ?」
二人ともオマケ付きのお菓子を見ている。
「あのね・・これ欲しい」
「僕も欲しい」
中学生って言うより小学校みたいだ。
オマケ付きお菓子なんて中学生で買う子はなかなかいないぞ。
「一つだけね!」
ここは母親らしくビシッと言わねば。
「うーん・・・」
「むぅ・・・」
クマのフィギアが欲しいらしい。
こんなの確率だからな。
二人は悩んだあげく一つづつ手に取ってカゴに入れた
会計を済ませて家に帰る。私は夕飯の仕度を始める。「あーっ!」
居間のテーブルから悲鳴。「ん?どした?」
「はずれた・・」
「私も・・・」
ウサギとワンコだ。
どちらも可愛い。
「いいじゃん。大切にしなよ!」
「はぁーい・・」
何だかんだで気に入ったようだ。
ふと・・母親なんだなって思った。
やっぱりいいな。
母親って・・・・。
二人の可愛い姿を見て。
幸せって思った。
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