足音が近付く。
コンコンとノックされる。「はい、どなた?」
「綾ちゃーん、入るぞぉ」
ガラッ。
草野先生だ。
フラフラしてる。
「へ?美月くんもいる・・」残念そうな顔。
「あの・・草野先生は何しにきたんですか?」
フラフラしながら入ってきた。
酔ってる?
酒くさい・・・。
「あぁ・・綾ちゃんが心配になってね・・」
「大丈夫ですよ。何もありませんでしたから」
草野先生は宿直室に入ってきて寝転がる。
泣き出した・・・。
「離婚してだってさー・・俺が何したってんだ・・」泣き笑いしながら愚痴り出した。
美月は私にしがみついたまま。
「草野先生・・酔ってますね?」
「あぁ・・酔ってる。綾ちゃんに慰めて欲しかったんだがな・・」
「は・・はぁ・・」
せっかく美月とエッチしようと思ったのに。
美月は草野先生の近くに寄る。
「あの・・先生」
「ん?なんだ?」
美月は草野先生の手をギュッと握る。
「最後まで足掻いてみてください・・離婚なんてダメです」
「・・・・」
「僕は恋愛経験は少ないです・・けど・・もう一度話してみたらどうですか?」草野先生は笑った。
「・・・あいつは俺を嫌いになったんじゃないのかな?」
「分かんないです・・・けど草野先生・・・もう一度・・好きって・・愛してるって・・言ってみてもいいと思います」 草野先生はさらに泣き出した。
美月は肩をさする。
「今からでも遅くないと思います・・だから・・」
「あぁ・・やってみるよ。ありがとう・・」
「僕、草野先生が好きだから泣いて欲しくないです」草野先生は涙を拭いて美月の頭を撫でた。
「ありがとう・・・美月くん・・」
「はい・・・」
美月は私の隣に座った。
私を見つめてニコッと笑った。
いい子だ・・・やっぱり凄くいい子。
「綾ちゃん・・すまんね・・酔った勢いで君を襲おうと思った・・ごめん」
やっぱり・・・。
美月がいたから穏便にすんだ。
「いえ、そんな事したら私は容赦しませんから」
冗談っぽく言ってみた。
もちろん本音。
「ははは・・・綾ちゃんには美月くんがいるしな」
「えぇ・・まぁ・・」
「酔いがさめるまで居ていいかな?」
「はい・・・」
まだ10時。
酔い覚ましに生姜湯を作る、お湯を入れればすぐにできる。
草野先生に手渡す。
美月の方が濃い人生を歩んでいるって事かな。
さっきのは単純だけどなかなか言えない。
「美月くんは綾ちゃんを好きか?」
「はい、とっても」
何のためらいも無くすぱっと言った。
「はははっ・・いい子だな」たぶん草野先生は恋愛感情とは関係ないと思っている・・。
草野先生は生姜湯をすすってため息をする。
「はぁー・・」
美月は布団にくるまってまだ震えている。
美月を撫でてあげる。
幽霊が怖いのかな? グッジョブと言って抱き締めたいっ!
「美月くんは何で震えているんだ?風邪か?」
「あー・・幽霊が怖いらしくて・・」
草野先生は少し笑った
「幽霊か・・たしかに噂はあるな」
「私はまだ見てませんけどね・・・」
黒髪のいかにもって感じの幽霊らしい。
「さて・・悪かったな迷惑かけて・・」
「もう大丈夫ですか?」
「あぁ・・本当に助かったよ・・」
草野先生は美月の頭を撫でた。
美月は布団から顔を出す。「美月くん・・体育の成績期待しとけよ」
「はう?・・・」
草野先生は体育の先生でもある。
成績にプラスという訳か。草野先生にもグッジョブと言いたい。
「じゃあな・・悪かった」
「先生っ」
美月が声をかけた。
「笑って・・愛してるって言ってあげてね・・」
「おぅ!じゃあまた明日」
笑って出ていった。
足音が聞こえなくなる。
「美月・・・」
「うん?」
「グッジョブっ!」
「わあっ!?」
ギューッと抱き締めた。
さっきの発言は母親としてちょっと誇らしかった。
本当にいい子に育ったな。「綾・・続きしたい」
「ん?・・エッチする?」
「うん・・したい」
「いいよ・・ご褒美にとっても気持ち良くしてあげる・・」
電気を消して私も布団に潜る。
後ろから抱き締めてチンコを触る。
「んっ・・焦らされたから敏感だよっ・・」
「あは・・可愛いね・・」
美月の口から吐息が盛れる。
だんだんと激しく擦る。
「んっ・・はっ・・」
「気持ちいい?」
「うんっ・・いいよぉ」
学校の布団だからシーツは汚せないな。
グリグリと先っぽをいじりながら乳首もいじめる。
ビクビクとしてきた。
イク寸前だな。
私はパジャマを脱いで美月の上に股がる。
「綾・・好きっ・・」
「私も・・」
ゆっくり挿入した。
私は美月から離れられるのかな・・・。
こんなに愛しくなってるのに。
しばらく腰を振る。
「綾っ・・んんっ・・いく・・っ!」
ビュクビュクと膣内に射精される。
息子の精子が子宮に注がれる。
罪悪感はある。
でも我慢できない。
「気持ちよかった?」
「うん・・綾も気持ち良くするから」
私を押し倒して正常位でズンズンと突いてくる。
私も興奮してしまう。
「あっ・・んんっ、美月・・上手っ・・」
「僕とパパ・・どっちが上手い?・・あっ・・」
もう頭が真っ白になる。
「美月・・美月の方が上手だよ・・んっ」
「じゃあ僕とパパ・・どっちが好き?」
激しく突かれる。
もう気持ち良くて気持ち良くて・・・。
罪悪感も薄れる。
快感だけが・・・。
「・・美月・・」
美月は笑ってキスをしてきた。
私も舌を絡める。
呼吸も忘れそう。
だめだ・・美月が・・。
ルカ以上の存在になろうとしている。
私は・・快感で考える事もできなくなる。
「んっ・・はぁ・・ああんっ」
「綾っ・・く・・中にたくさん出すよ・・受け止めてね・・あっ・・んっ・・僕の気持ち・・」
「うんっ・・頂戴っ!」
激しくなる・・どんどんと・・もう最高・・。
グイッと奥にあたる。
ビュワッと射精されたのが分かる。
ドクドクと・・満たされる私は感じてしまった。
美月の気持ち・・・。
翌朝、早めに起きる。
美月はまだ寝ている。
「ふぁーあ・・シャワー浴びよ」
パジャマを脱いでシャワーを浴びる。
割れ目から垂れる精子。
なるべく留めておきたい。私の中に・・・。
美月の気持ち・・。
スーツを着て教師になる。気持ちを整えないと。
「美月、朝だよ」
「んーっ・・」
布団でもぞもぞする。
可愛い・・・昨日はいっぱいエッチしたからね・・。
いかんっ!
今は教師であり母親っ!
美月の頬っぺたをつねる。「おきにゃさいっ!」
「いてっ・・痛いよぉ」
「ほれほれ、着替えて学校だよ」
「うん・・・」
美月の髪は完全にしっとり艶々。
朝からいかん物を見てしまった。
心が揺れる。
美月が髪の毛をペタペタ触る。
「うわっ・・・」
鏡の前に走って行ってさらにペタペタ触る。
「やだ・・・女の子みたい・・どうしよう・・」
涙目だ。
もうシャワーを浴びる時間もない。
「いいじゃん可愛いんだし」「良くないっ!綾は僕がどんないじられをされてるかしらないんだ・・」
前髪をいじったりしてるけど・・どう見ても可愛い女の子。
美月を抱き締めて軽くキス・・。
「綾・・・」
「朝御飯は美月ね・・ごちそうさま」
まぁ昼になれば空腹でおかしくなるよね。
弁当もないし・・・。
売店行くかな。
おにぎりとお茶を買う。
「むふぅ・・私の好きな昆布が無かった・・」
「先生っ!」
美月と美空だ。
両手にはパンやらおにぎりが大量。
売店の売上の大半はこの二人のおかげだな。
売店のおばちゃんが売上あがってウハウハしてた。
「先生、教室で一緒に食べよう」
「うん?いいの?」
お言葉に甘えて教室で昼食を取る。
いつものメンバー。
「あれ、猫先生?」
「おうっ、ランチに誘われちゃった!」
椅子を借りて美月の隣に座る。
元気よく食べている。
美空も可愛い・・・。
「みーは今日女の子だな」
「遊はしつこいよっ!」
やっぱりいじられてる。
私はポケットからヘアピンを取り出して美月の前髪につけた。
教室の視線が美月に集中する。
「先生、グッジョブ!」
「Yesっ!」
美月は涙目。
「むぅ・・・みんなヒドイ」美空は美月の頭を撫でた。「よしよし・・美月はいじめられっ子・・」
「ち、ちがうっ・・」
みんな笑った。
いつまでも続けばいいな。ルカ・・ごめんね。
美月を・・もう息子として見れない。
好きに・・なっちゃった。
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