凄い量の荷物だ。
車には初老の男・・誰だ?「ママッ!」
「美空!!」
綾と美空が抱き合っている二人とも嬉しそう。
「重いっ・・・んん」
かなり重たい・・とてもじゃないけど一人じゃ無理。「手伝おう」
「あ、すみません」
初老の男。
体型はがっしりとしている髭が生えている。
「あなたは・・・」
「師匠ぉ!!!」
綾が初老の男に抱きついた「おいおい、お前はいつまで甘えてくるんだ」
「うーん、みゃーん」
師匠?綾の師匠?
美空に聞いてみるかなと思ったがいない。
「美空?あれ?」
探してみるがいない。
まさかまた・・・?
頭に文字が浮かぶ。
【廊下の角にある大きなクローゼットを開けて。エレベーターがあるから】
かなり大きめのクローゼットがある。
ちょうど玄関の直線上。
開けるとエレベーターがある。
こんなのあったけ?
エレベーターに乗って下りる。
扉が開いて・・・。
「なんだ・・・ここ」
かなり広いシェルター。
美空がパソコンをいじっている。
「美空、ここは何?」
「ママが作ったセーフルーム」
「ほぇ・・・」
いくつか棚がある。
食料、水、着替え。
いったいどこまで行けるんだろ?
かなり広い。
銃・・・Hk416、MP5A4、ベネリM4がズラッと並ぶ。
触ってみるとどれも本物。ワクワクする・・久しぶりに触る本物。
装備品もずらっとある。
一個師団分の装備だ。
「みーつきっ!」
「わっ!」
綾がいつの間にか後ろにいた。
僕に抱きついて頭をゴシゴシ撫でる。
「どう、すごいでしょ?」
「綾・・一体ここは?」
綾はHk416を取り出して構える。
「私の・・お母さんの・・遺品・・・」
綾には両親がいないと聞いたが。
「昔私が働いてた所のおばさんが集めてたんだ。武器庫にいていっつも雑誌見てて・・私の事女の子として扱ってくれる・・私の・・お母さんみたいな人」
綾は昔暗殺組織の黒猫だった。
それも聞いた。
「そして大福の前の飼い主さん・・」
綾は悲しそうな目をした。心は読めるが理解できない・・かなりの恩人なのだろう。
綾と広いシェルター内を見てまわる。
所々埃っぽい。
綾は懐かしそう装備を触ったりする。
さっきの初老の男がきた。「おい、綾。荷物は全部運んだぞ」
「師匠、thanks!」
「ったく。師匠よりお前が運ぶべきだろ・・・」
僕を見つめて近付いた。
「ルカにそっくりだな」
「あの・・・」
優しい目・・でも軍人だ。かなり強い。
「綾・・・抱かれただろ?」「んっ・・・うん」
綾を少し睨んだがすぐに優しい目に戻る。
「しかたないか・・・」
また僕を見つめる。
「どうだ?綾は?」
「えっ?どうって・・」
「いい女だろ?」
「あ、はい!いいお母さんです!!」
「そうかそうか・・」
僕の頭を撫でて荷物の所に戻った。
「美月・・・ごめんね」
「綾・・大丈夫だよ」
綾と手を繋いで美空の所に戻る。
師匠が荷物を点検している・・・銀兎のスーツだ。
まじまじと見つめる。
やっばり美空が銀兎だったんだ・・・。
「美月・・・」
美空がちょいちょい手招きをしている。
綾と手を離した。
「美空、何?」
「私はここ周辺の麻薬組織、暴力団は全て潰した。だからしばらくは安全。だから戻ったの」
「一人でやったの?」
「ううん、あの人・・ボブさんと一緒に」
あの人の名前はボブか。
「ヨーロッパに帰ったかと思った・・」
「日本にいてあのスーツを作ったの」
銀兎のスーツ。
可愛いらしいフォルム。
「美月の覚悟は本当・・こっちに来るつもりなんだね・・私はやめて欲しいけど・・・」
「美空だけに背負わせない・・・僕も持つから」
美空の手を握ろうとしたが避けられた。
「スーツの説明するから来て」
今美空の気持ちが読めなかった。
目を見てないから?
パソコンを操作して設計図を開いた。
「素材は新型ケブラー、チタンを少々。スーツの重量は8キロ。通気性が悪いけどしかたない。9ミリパラなら防げる、高初速のライフルはダメだった・・まぁ撃ち合いに使うわけじゃないし」
「あのヘルメットは?」
「あれは色々組み合わせたな。軽量チタン合金とアルミ合金・・なるべく軽くしたかったけど3キロくらい。目の部分は赤外線、暗視ゴーグルの機能がついてる、あそこは一番脆いかな」だいぶ金がかかっているな・・・
「資金はおじさんとママが出してくれた」
読まれたか・・・
美空の肩を触る。
「なんか・・ごめん」
「謝らなくていい・・美月のせいじゃない。前から考えてたの」
他の荷物も見たいがもう大分時間がたった。
恐らく午後20時くらい。
「師匠、ご飯食べてって!」ボブは首を横に振った。
「悪い・・用事がある。美空・・しっかりな」
「はい・・師匠」
美空は静かに頷いた。 車は行ってしまった。
居間に戻りテレビをつける「さ、ご飯食べよ!」
「ママのハンバーグ食べたいな」
綾がドンッと胸を叩いた。「任せて!!」
台所に向かった。
僕は美空の隣に座ろうとした。
「あっちに・・座って」
「・・・美空?」
「いいから・・・」
「・・・・・」
僕は美空の向かい側に座る会話が無い。
相手の気持ちが分かるから・・何を言いたいか分かるから。
「美空はまた学校行くの?」「バカ?行けるわけない」
「ごめん・・・」
「謝るな・・・別に怒ってないから」
嫌な沈黙。
大分距離が出来てしまった・・・・
「はーい!できたにゃ!」
「わーい!」
綾の前だとはしゃぐな。
夕飯を食べてテレビを見る綾と美空は楽しく会話している。
「私、お風呂行ってくる」
「おっ、いってらっしゃい」「美空・・・」
僕は引き止めた。
「今日は一緒に寝る?」
「いい・・やらなきゃいけない事ある・・」
お風呂に向かって行った。やっぱり・・甘えようとしない。
もっと甘えたいのは分かってるのに。
「美月・・しよ」
「綾・・美空に見られちゃうよ・・」
「お願い・・我慢できないよ・・」
綾の顔は可愛くて・・母親と思えない。
誘惑に勝てない。
いつものように繋がる。
美空に見られたら・・いや・・美空はもう知っている「あんっ!はぁはぁ、ああんっ!」
「んっんっんっ!あっ、んんっ!」
バックで突きまくる。
相変わらず凄い締め付け。「んんっ!もうイクよ!」
「うん、せーし頂戴!」
グチュグチュと結合部分からいやらしい音。
美空はもう来ないだろう。すぐにセーフルームに戻るんだろう。
「美月!かみ・・・」
居間の入り口で美空は立ち止まる。
もう腰は止まらずに射精してしまった。
「んんっ!ああっ!」
「あんっ!いいよぉ!せーし凄いぃ・・」
膣内にビュクビュク射精する。
腰が止まらない。
「美空・・んっ・・」
綾は気付かないようだ。
「あ・・・何でもない」
美空はコームを持っていた・・いつも髪を撫でてあげたあのコーム。
ダメだ・・腰が止まらない・・・止めたいのに。
「美空っ・・あっ・・待って・・すぐに・・イクから・・・・」
美空は突っ立って眺めている。
「いいよ・・ママを満足させてあげて・・おやすみ」悲しそうな顔をした。
快感に勝てない。
腰が止まらない。
また・・傷付けた・・。
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