訓練もなれてきた。
この年であらゆる語学の勉強をした。
抗読心術も会得する。
これは少し手術が必要だった。
皮膚の下に小型発信器を埋め込む時一緒に入れた。
タイムマシンの原理はさっぱりだが一応聞いておいた一応施設からは出られる。けれど出かける気は起きない。
一人で何をしようが楽しくもなんともない。
ただ毎日M1911を磨いていた。
そしていよいよ任務。
ブリーフィングに呼ばれる説明を受けるのは俺だけ。今回の標的は大統領になる前の男。
若くて力がない時を狙って抹殺する。
いよいよ本物に乗る。
訓練どうりに座標をせっとする。
武器類を渡されたが断った・・。
M1911があればいい。
黒服が見送ってくれる。
なんとも気味が悪い。
こいつらはタイムマシンを悪用している連中。
俺なんか要らなくなったらいつでも殺すだろう。
「ずいぶんと強気だな。拳銃一丁とは」
「誰に言っている。俺が工作員の中で一番強いんだぞ・・・」
シールズ入って15年くらいだ。
体は衰えたが青臭いガキには負けん。
「帰ってきたら最高のチーズバーガーを用意しよう」俺は黒服を睨んだ。
「コーラも用意しておけ」
ハッチを閉じる。
タイムマシンの機体が揺れだす。
俺はしばらく寝る。
時間跳躍するまで少し時間がある。
タイムマシンの狭いスペースで寝転がる。
俺が歴史を変えるか・・
それも面白い。
※元投稿はこちら >>