舞台を引いて5キロ進んだ大分静かだ。
遠くで銃声と爆発音が響くこのまま通りを進むと大きなビルがあるはず。
俺は無線で報告する。 「指令部、チェックポイントに到達・・」
「了解・・異常はないか?」「静かだ・・それが異常だ・・・」
「A10Cはいつでも支援可能だ。安心しろ」
「了解助かる」
無線を切って前進する。
全ての戦力があちらに行っているならいいが。
こちらは隠密に動かねばならない。
暗闇に潜む何かを見つける犬だったが・・・
大きなビルまで直線で650メートルか。
後ろが騒がしい・・・。
バシッ。
「狙撃だ、前方のビルからだ!隠れろ!」
まだ貧弱なスナイパーで助かった。
「少尉、後ろから敵接近・・・凄まじい数です。T61が2台」
戦車まで持ってきたか。
「一旦退避。そこの建物に隠れよう。」
少し古びたビル。
なるべくバレないようにする。
「指令部、航空支援要請。T61が二台、ビルにスナイパーだ。座標を送る。恐らくビルは要塞化している」
「了解、敵の歩兵の数は?」「星の数ほど・・」
「A10を2機送る。10分間待ってくれ」
「了解」
部下の隊員の様子は落ち着いている。
「みんな!A10が二機来る。死体を見て吐くなよ」
「お祭りだぜー!」
「JDAMでビルごと吹っ飛ばしてほしいですね」
滅多に見れない航空支援だ俺も早く見たい。
「少尉、T61接近しています・・・歩兵はどこにいたんでしょうか?」
「さぁな・・」
急にパッと出た。
不思議だ。
窓から様子を見る。
巻き添えは食わない場所まで退避した。
「こちらトロント03、接近中。通りが見える。リクエストは?」
「ビルを吹っ飛ばしてくれ」「了解」
パシュー。
ビルにJDAMが飛んでいく。2発だ。
ドオーン。
砂煙を立てて倒れた。
ブゥアアアアアア。
30ミリガトリングは一瞬にして歩兵、戦車を粉々にする。
「制圧完了。帰還する」
「了解、助かった」
移動を再開する。
目標の屋敷まで1キロ。
遊軍のストライカーもいるもう降伏するばいいものを・・・
屋敷に到着して裏口から侵入する。
素早く制圧して進む。
階段をあがる。
目標の部屋に着く。
突入準備をして中に入る。「行け!!」
スタングレネードを投げてから突入する。
制圧をするがどこにもいない・・・
「またか・・・」
隊員からため息が盛れる。俺は部屋から出て他の部屋を調査をしようとした。
ドオーンッ!
吹っ飛ぶ。
部屋が丸々吹っ飛んだ。
地面に叩きつけられる。
「っぐ!・・・」
気絶してしまう・・・。
意識が朦朧とする。
「おい!起きろ!」
男に殴られて起こされた。高速されている。
「っ・・ここは?」
「隠れ家さ。良くもやってくれたもんだな・・・」
標的の男。
こいちを抹殺する。
警備がいくつかいる。
「お前達は正義のヒーロー気取りか?あ?」
「そうだな・・・」
「随分と余裕そうだな」
「俺は何も言わない」
「そう言ってられるのもいま・・」
バリーン。
窓ガラスが割れた。
悲鳴と断末魔。
一瞬で止んだ。
黒い狼と兎?
ナイフで瞬殺。
黒い狼が俺をみつめる。
しばらく見られる。
黒い兎が拘束を解いた。
「おまえらは何なんだ?」
「悪魔・・」
「なんだと・・」
黒い狼がホルスターからM1911を取り出して渡した。俺は受けとる。
綺麗な装飾。
「また会いましたね。タイターさん。」
「タイター?」
「あ、今は話している場合じゃない。逃げましょう」ここはどこだ?
「ここはテロリストの隠れ家です。・・・早くいきましょう!」
「分かった。」
M1911を構えて後に続く。
また会った?
会ったかな?
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