茫然としてベッドの上に横たわる冴子を、女が介抱を始めた。
「冴子様、どうぞバスルームへ。」
冴子は物事を考える状態には無かった。
そんな冴子の身体を、女はシャワーで使い洗い流した。
特に汚された股間を中心に、男の放出した精液を念入りに洗い流していた。
「死なれては困りますので、これからはその予防もさせて頂きます。
暫くは我慢して下さい。」
冴子は口枷をあてられ、鍵が掛けられた。自分で外す事は出来ない。
ダラダラと涎が流れ出て来る。
「この口枷が外せるか如何かは、冴子様次第です。ご主人さまに逆らっては
なりません。
言う通りにされれば、きっと自由になれますので。」
正に冴子は性奴の扱いとなった。
綺麗な部屋はあてがわれているものの、自由は無い。
手足が拘束され、口枷をかけられていた。寝る時も同様だ。
逃れられない状況の中で、冴子に死なれる事の無い様、周到な用意がされて
いた。
無論服などは着けさせてはくれなかった。
寝る際には、裸の上にバスローブをまとうだけである。
その夜、冴子は再び男の訪問を受けた。
まさかと思う男の行動である。
あれ程まで冴子の身体を汚した男が、再び冴子を汚しに来た。
再び冴子の抵抗が始まる。
だが、それも次第に弱いものへと変わって行く事になった。
強引でありながらも、次第にその行為に冴子は感じ始める様になっていたの
だ。
男の手の中に、次第に冴子は取り込まれて行くのだった。
<影法師>
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