手足に足枷をかけられ、男の先導で部屋に案内された。
「ひとまずここが貴女の部屋となります。用が有る時はその電話を使って下
さい。
但し、つながるのは私の処だけです。外とには繋がっていませんから。」
「帰して下さい。お願いですから家に帰して下さい。」
「いずれ帰れますよ。先程も言いましたように殺したりはしませんから、ご
心配なく。」
冴子は目の前の男が自分に付けられた見張り役だと言う事を知っていた。
黒幕があの男だと言う事も。
あの時、進行役の女が「社長」と呼んだあの男だと言う事も。
そして・・自分を犯した男だと言う事も。
冴子が意識を取り戻した時、直ぐにそれまでの事情を思い出せなかった。
だが、今の状況は直ぐに判った。
中世ヨーロッパ等で見かける、天井飾りの付いた豪華なベッドの上に、何も
身に着けない状態で寝かせられていた。
「お目覚めですか?」
突然声を掛けられ、冴子は慌てて両手で胸を覆った。
目の前に中年の女が立っていた。
「今ご主人さまをお呼びしますから・・。」
女が部屋の隅の有る電話の受話器を外すと、
「お目覚めになりました。準備は出来ておりますので。」
それだけを言うと、女は電話を切った。
「私を如何するつもりなの? ここは何処なの?」
冴子はたて続けに女に質問をしたが、
「申し訳ありません、私にはお答えできません。今ご主人さまがいらっしゃ
いますので、
ご自分でお尋ね下さい。」
丁寧過ぎる言葉使いで、女はそう話した。
暫くして、バスローブに身を包んだ男が姿を現した。
女が頭を下げて向かいいれた。
「始めるぞ、カメラをセットしておけ、全て撮影するんだぞ、いいな?」
「はい、判っております。お任せ下さい。」
二人の会話を冴子は人ごとの様に聞いていたが、その会話を終わると、男が
冴子に近づいて行った。
「お前は今日から俺の性奴だ。いいか、自分の置かれた立場を忘れるな。言
う通りしていれば子供にも逢えるし、帰してもやる。逆らえば如何なるかも
その内教えてやる。
お前は俺の目に適ったんだ。歓べ。」
男の言葉は一方的なものだ。だが、その言葉には圧倒的な重圧感があった。
男の激しい暴力と、冴子のそれに抵抗する姿を、女は固定した3台のカメラ
で撮影を始めた。
「やめて! お願い止めて!・・たすけて・・だれか・・たすけて!」
冴子は絶叫した。
「ほら・・良く撮って貰えよ。いい顔だ。そう・・もっと嫌がれよ・・。」
乱暴に冴子の股間を押し広げ、剥き出しになった秘部を蹂躙する。
「もっと叫べ、誰も来やしないけどな・・。」
遮る物の無い全裸だ。冴子は思う存分に、男の嬲りものとされた。
<影法師>
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