健介は、警察に知らせるか如何か迷っていた。
その矢先に、手元にとんでもない物が送り付けられてきた。
彼が内心最も恐れていた事が起こっていた。
女拉致された時に、その身家が一番恐れる事は、その身体に危害を加えられ
ないかと言う事だ。命は無論、その肉体にもある。
暴行された話は、暇が無い。
男以上に、女には失うものがある。
現実に、健介の妻冴子は、誰とも判らぬ男の手によって凌辱された。
健介はその一部始終を、余すことなくその目で見る事になった。
身体の中から怒りが湧きあがった。
(許せない・・この犯人は絶対に許せない!)
警察に話そう。
そして、その罪を償わせるのだ。
健介は警察に届ける決心をした。
その矢先・・犯人から第2信が届けられた。
「ほら・・もっとケツを突きだすんだ。そう・・どうだ、段々気持ち良くな
ってきたろう?」
冴子は、男からアナル調教を受けさせられていた。
「やめてください・・おねがい・・やめて・・。」
「直ぐに気持ち良くなるから・・ほら・・ケツあげて・・。」
アナルにオイルを塗りつけられ、何度も器具を挿入され続けた。
肛門の感覚が次第に薄れ、微妙な感覚が襲い始めた。
時にはアナルと秘部を同時に嬲る。
「いい表情をする様になったぞ。如何だ、気持ちいいだろう?」
男との交わりはアナルと蜜壺と半々の割合になっていた。
痛みはあまり感じなくなっていた。
夫とのノーマルなセックスとは異なり、それまで冴子の知る体位とはあきら
かに事なる形を取らされた。
結合部分が丸見えのラーゲを多用しているのも、冴子に視覚からも快楽を教
え込む為だ。
こうして冴子が運び込まれて、一週間を過ぎていた。
健介の元に届けられた第2信、それは彼の決心をグラつかせた。
前と同じ様に送りつけられたDVD、
それを再生して見せられた映像は前回と明らかに異なっていた。
男の一方的な暴行劇とは違い、一組の男女の閨劇であった。
女は完全にその快楽にのめり込んでいる様が見える。
前と同じ様に音声は入っていないものの、冴子の表情には恍惚感が漂ってい
た。
「冴子!」
自分の妻が、他の男の手によって犯され、そして今は歓びを見せていた。
健介は、身体から力が抜けて行くのを感じていた。
<影法師>
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