「おかしいと思ったんだ。あれだけ種付けをしてるのに、妊娠しないなんて。」
青ざめて動けなくなっている私をじっと見据えて、義父がしゃべりはじめた。ゆっくりと、時が流れていく。
「1個のカプセルがいくらするか、知ってるだろ?なんでそんな無駄遣いをするんだい?」
もしかして、ばれてない?私の行動が・・・。
「それに、なんで250番を純子と呼ぶんだい?私の妻のつもりかね?」
ばれてる・・・。最初から見られてる・・・。どうしよう、足が震えてる。
「先週、堆肥置場に捨ててあったカプセルを見つけたんだ。中には、まだ精液が入ったままだった。さらにさがしたら、あと2つ見つけた。調べてみたら、250番に種付けをしたのは、全部由利さんだった。」
足の力が抜け、立っていられなくなり、その場にペタンと座り込んでしまった。同時に、上着のポケットからディルドが落ちた。
「由利さん。あんたぁ、何を考えとんじゃ?自分が妊娠できないからって、牛には罪はなかろうが。それに、こんな牛舎で破廉恥なことして、恥ずかしくないんか?」
あ、あ、あ・・・。もう、終わりだ、私は・・・。私は・・・。
「立ちなさい、もうすぐ佳弘が帰ってくる。それまで、これは預かるからな」
義父はディルドを拾うと、そのままドアを開けて家の方に帰っていった。吹き込んでくる風が、あまりにも冷たく、私の意識を現実に戻らせた。
夕飯をつくりながら、私はリビングの会話にみみをかたむけていた。いつ義父が切り出すのかと。
「親父、今日はなんでこなかった?」
「あぁ、寄り合いか。なんか大切なこと話してたか?」
「こんどの出荷についてだよ。競りにだす牛決めなきゃ。」
「どれでもいいよ。健全ならな。」
どうやら、義父は大事な話し合いをすっぽかしたらしい。主人が珍しくいらついている。
私は夕食の鍋を掘りごたつのテーブルに持っていった。台所に戻って皿などを用意していると、義父がやってきて、ビールを冷蔵庫からだしながら、私のエプロンのポケットにディルドを入れて、すれ違いざまに
「便所でいれてこい。」
とだけ小声で言った。
私は逆らう権利などない。急いでトイレにいき、ズボンをおろして半分までいれて・・・。奥まで入れても、まだ半分あまる。そして、またズボンをはいてリビングのテーブルについた。
私の右に主人が。真正面に義父がいる。こたつ布団でばれないが、私は不自然に股間がもり上がってる。
自分の皿に鍋をとりわけて、食事が始まる。二人とも、ビールをのみながらテレビを見ている。
「あさって、組合に出てくれよ。それまでに決めとくから。」
主人が義父に話し掛けるが、あまり聞いてないみたいだ。
と、唐突に私の股間に足があたる。股間のもりあがりを、足で探り当てた。
義父だ・・・。
まったくこちらを見ないで、黙々と食べながら、私の股間を足で押す。めり込むディルドに、一瞬顔が歪む。
「どうした?」
主人が怪訝な顔で聞いてくる。
「鳥肉の骨が、口のなかで割れたみたいで」
とっさに口から出るでまかせ。しかし、まだ義父がディルドをゴリゴリと押し込み回す。
私はたまらなくなり、手をこたつの中にいれたが、足は引っ込んでしまった。
「飲み込まないように気を付けなよ。」
主人は、気付いてないみたいだ・・・。
主人はこたつからでて、テレビの前で寝転がった。食べおわって風呂に入るまでは、いつもあの位置だ。
義父が、こちらをみてにやける。またしても、股間を蹴ってくる。私は蹴られるたびにめり込むディルドが、子宮を圧迫して・・・。声が出そう・・・。
背中を向けている主人が振り向いたら・・・。私は必死に、口を手でおおった。
ゴトッ・・・。
腕をたてて枕にしていた主人の頭が落ちた。床にあたった音だ。しかし、何の反応もない。
「やっと寝たか。」
義父がこたつから出て、主人をあおむけにして鼻をつまんでいる。
「酒に睡眠薬まぜたら、かなり効くからな。これで朝まで起きまい。由利さん、ここにきなさい。」
なんでそこまで・・・。私には義父のやることが理解できなかった。
「人は誰でも秘密を持ってるもんだ。わしは、佳弘に今日見たことを言わない。しかし、佳弘だって秘密を持っている。わしに寄り合いにこいと説教するわりには、こいつのほうがサボることが多い。どこでなにをしよるやら。まぁいい。もう、たまらんのだろ。ズボンと下着を脱ぐんだ。」
二人一緒に寄り合いに行ってると思ったけど、やっぱりそんなことなのね・・・。主人にふつふつと怒りがわいてきたが、今は義父に逆らえない。おとなしく、下半身裸になる。
「ほら、立ったまま佳弘の顔をまたぐんだ。」
もし主人が起きたら、真っ黒なディルドが突き刺さったアソコにびっくりするかな・・・。
義父がディルドをつかんで、引き抜いたり奥までゆっくり入れたりしはじめた・・・。
「正直に答えなさい。250番を純子と呼んでいたのは、私の妻のつもりかね?」
・・・。
ずぬっ。いきなり子宮口のあたりまで差しこまれる。あまりの勢いに、ちょっと体がういた。
「はぃぃ・・・。もうし、わけ、ございませんっ」
「わかってる。あんたも、辛かったんだろ?あいつは、あんたには特にひどかった。だけど、牛には罪はない。」
「ごめんなさぃぃぃ」
ゆっくりと引き抜かれる。まるで、内臓が引き抜かれるように。
「あんたは、最近佳弘とやってないが、子供は作らないのかね?」
「私は、子供ができないんです。」
「わからないよ?やってみないと。」
「産婦人科でみてもらったんです。」
「それで、自分を慰めるためにこんなものを?」
ずんっ
「あぐっあっ・・・。」
また一気に突き入れた。汁が、ポタポタとディルドをつたって、主人の顔に落ちる。
「あんた、やりたいのか?淋しいのか?」
「ち、ちがいます。ほんとは、こどもが」
「だったら、なんであんな場所で破廉恥なことを?」
またゆっくりと抜かれていく。
「私だって、赤ちゃんがほし」
ぐぢゅっ
「あぁっぐっ!あっ」
「正直にならなきゃ。」
「ほんとなんですっ、赤ちゃんがほしいの!牛達がうらやましかったの!」
「だから、嫉妬で250番に精液が入ったカプセルを入れなかったのかね」
ずっぢゅ ぐっじゅ じゅぼっ
激しく出し入れしはじめる。私は、義父の頭にしがみつきながら、あっけなくイッてしまった。
主人の顔を汁まみれにしながら。
「飯を片付けて、佳弘に布団をかけたら、風呂場に来なさい。」
義父はそういってリビングから出ていった。私はしばらく、立てなかった。
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