何度達したことだろう、次々と大きな波のうねりが押し寄せ、最後は波のピークが重なり、果てることのない絶頂にだらしなく足を広げ腰をくねらし、唇に舌をせがみながら絶叫とともに狂っていった
彼は手慣れた様子で身支度を整えると、次にあう約束をすることもなく、
「また味わいたくなったら、自分から懇願してきなさい」
と突き放される
どこまで女心を熟知しているのだろう
この人は私にあうまで、どんな旅を重ねてきたというのだろう
様々な思いが胸に沸いて来る。
わたしは足にすがりつき「捨てないで!」と思わず胸を押し付けながら、自分が発した言葉に驚いている
学生の頃から、比較的男性にちやほやされてきた。わたしは、誰にも、主人にすらそんなことを言ったことがない。女性としてのプライドをすべて捨て去るなんて小説の中だけのことだと信じていた。
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