朝がきた。日曜日の朝。
カーテンから日差しが差し込む。
そっか。寝室じゃなくてリビングにマット持ってきて寝たんだな。
横には、便器が寝ている。
毛布をはいで、だきつく。いきなりのことで、体が動かない便器。
朝勃ちしたペニスを握らせる。一瞬、顔がくもる。
「なんで?どうしたの?」
「剃ったんだよ。」
「だから、なんで?」
「お前にも剃らせたからさ」
理解できてないようだ。
ゆっくりと、俺のうえにまたがる。起立したものの上にしゃがみこむ。自分で性器を開きながら、片方の手で私を導く。
「やめろ」
ゆっくりと、沈んでいく。先が飲み込まれていく。
「気持ち良くないんだろ?」
股と股が密着する。毛がない分、いままでより深く包み込まれる。
クリトリスが、ここからもわかるくらい勃起してる。唐突に、手を握られて、結合部に持ってこられた。
「ほら、一緒になったよ」
つながってる。
少し、浮き上がる。ぬらぬらと、粘液がまとわりついた肉棒が抜き出される。
私は、クリトリスをつまんだ。
「ひっ・・・。」
ストンと、腰が落ちた。快感が襲う。またうかびあがる。次は、つまんだまま引く。
「あっ・・・。」
顔が歪む。ひっぱられたクリトリスが、伸びる。
「気持ちいい」
「俺も気持ちいいよ。」
「もっとして」
乳首もつまむ。形のいい、お椀型の乳房が、乳首につられて伸びる。
「あぁっ・・・。いいの・・・。」
こんな妻の表情、初めて見た。
身体ごと、ゆさゆさと上下に動く。
「だめだ、もう出る。」
張り詰めた皮が、私を締めあげる。
「我慢しないで。今なら、抜けたりしないから。たくさん出して」
じわーっと、下腹がしびれてきた。
「うっ・・・。」
腰がガクガクする。しかし、中でビクンビクンと精液が放出される。
「ぴくぴくしてる・・・。」
感じてくれてる。
起き上がり、乳首を吸う。優しく舌で転がしながら、片方は引きちぎれるくらいにひっぱる。
勃起してきた。
また上下に弾むようにはねる。
たまらない。
「また、でそうだ」
「おねがい、もっと出して。いっぱいにして。」
びゅっ びゅっ びゅっ
つながってるところから、白い精液があふれてきている。
妻を下にする。このままでは、下に溢れてきて、もったいない。
しかし、寝た状態でもタラタラと溢れている。
私は、そばにあったバイブを無造作にねじ込んだ。栓のつもりで。
スイッチを入れる。
じっとがまんをしてる。感じているはずなのに。
妻の顔にまたがり、ドロドロになったペニスを口にねじ込む。
「おひんほ、おいひい」
(おちんぽ、おいしい)
丹念に舐めあげる。精液も、自分の汁も一緒になった私の粗末な包茎ちんぽを、一生懸命にしゃぶる。
顔から離れて、うねるバイブの間近に顔を持っていく。クリトリスが、完全に皮をめくりあげ、隆起している。
「おっきいちんぽ、好きか?」
「うん、だいすき」
「そいつのほうが、おっきかった?」
「うん、2倍はある。おっきいの。太いの」
「たくさんのちんぽを見てきたんだろ?俺のが一番小さい?」
「うん、一番かわいい」
「犬よりも?」
「そう、犬のデカチンポよりも、ちいさい、あっあっ、、、」
そう、私のが一番小さい。
「で、も、うっ・・・。一番、あいしてるチンポ・・・。」
バイブをもち、力任せに抜き差しをする。クリトリスに歯をたて、かみつぶす。
「あぎぃっ!がっぁっ、あーっ、いくいくいくいくっ!」
マットの上で腰が踊る。はねる。手が私の髪を掴む。
「あ"ーっ!だめっだめぇっ!あ"ーっ!」
バイブを抜く。
バシャッ バシャッ
顔に、大量の水がかかる。これが、潮か?
ビクンビクンと痙攣する妻を、上から覆いかぶさるように抱き締める。
私にも伝わる、ビクンビクンという喜び。
やがて、しずかに納まっていく。
ぎゅっ・・・。
抱き合う。
昼まで、いや、ずっとこうしていたい。
それから、抱き合ったまま、いっぱい話した。
妻から、他の男からうけた辱めの内容を聞くのは、正直つらかった。嬉々として話す妻は、快楽を与えてくれる男に、犬に、奪われてしまったのじゃないかと不安になり、涙が出た。でも、1年たって自分が出した結論は、そこに愛がなかったということ。
男たちは、ただただ、自分の快楽を求めるだけで、射精してしまえばおわり。犬も、出してしまえばすぐに離れてしまう。そこには、野性味はあっても、人間らしさはなく、自分も快楽に溺れていることに気付かされたそうだ。
露出調教にせよ3穴責めにせよ、便器扱いにせよ、結局自分には快楽しか与えられない。そう確信した結婚5年目の金曜日の朝、自分から決別を切り出したそうだ。
調教師の男は、
「愛?なにいってんの。くだらねぇ。便器を愛する人間がどこにいるよ」
と、高らかに笑ったそうな。
やはり、この男も自分の欲望を吐き出すための穴としてしかみてなかった。やっと気付いた。それにいきつくまで1年を無駄にした。
妻が提案したそうだ。私に汚物をぶちまけることを。
あなたなら、私を愛してくれる。それが、どんな形でも。
賭け。もし、旦那がそこで私を追い出したなら、その足であなたのところにいく。
妻の決断は、私に汚物となってふりかかってきた。
牛乳浣腸を3リットルし、10センチのバイブでアナルに栓をし、前にも自ら挿入。何もしゃべれないように、自分から弁解しないように、開口具まで付けて、1時間待ったそうだ。
彼が出ていくときに、
「俺なら無理だな」
と言ったのが、余計に不安にさせられた、と。
だが、約束もしてくれた。
もし、旦那が追い出さなかったら、そして私を調教しなかったら、今までの記録も記憶も、すべて消し去ってあげると。
しかし、私が彼の家に行けば、あの個人情報を身体に書いた写真も、いままでの調教の写真も、すべてネットに公開し、はれて正式に肉便器として扱ってもらえる・・・。
あなたが帰ってくるまでの1時間、ほんとの私の幸せは、どちらにあるのかを考えてた。
結果、ベランダに出されたり、コート1枚で外食にいかされたりしたときに、貼り紙をされはしたが、あなたは私を選んでくれた。
なぜ私を選んだかが彼にわかるかって?
だって、リビングのなかでのことは、彼に丸見えなんですもの。
妻が指を差す。
太陽の光がまぶしいが、ベランダのむこうに、反対側の棟に、誰かいる・・・。
こちらを見て、手を振っている。
あんなとこにいたのか・・・。
でも、もうすべてがどうでもいい。
妻は、私を選び、私は、彼に勝ったのだから。
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