事件から、1週間ほど過ぎた。
その頃には、もう洗濯物を外に干しはじめていた。相手もサラリーマン。昼間は、いないだろう。そんな考えだった。
夕方、洗濯物を取り込んでいるとき、ふと視線を感じた。
「痴女さーん。お疲れ様でーす」
あいつだ・・・。手を振っている。
急いで取り込んで、カーテンを閉めた。
部屋が、ばれちゃった・・・。
どうしよう、ここに来ないよね?何もされないよね。まったく、あんな所から叫ばなくたって!名誉毀損だわ!
怒りが、ふつふつと湧いてきた。1週間も前のことを、うだうだするような男は嫌いだった。
謝ったんだから、もういいじゃない。
ピンポーン。
きた・・・。
ドアカメラに、彼が映ってる。
「何か用ですか?」
「洗濯物が落ちてましたよ?」
よく見ると、それらしい何かを持っている。
白のブラ。慌てて取り込んだから、気付かなかった。
ガチャ・・・。
「どうもありがとうございます。」
それだけ言って、受け取ってからドアを閉めようとした。
「ちょっと待ってよ。お茶くらい出してよ。」
「なんで出さなきゃならないの?」
「いいじゃないか。痴漢された仲なんだし。」
「それはもう、謝ったじゃないの!」
「謝ったのは、認めたからなんだろ?」
胸元から、何やら機械を取り出した。
「ごめんなさい。あなたのがあまりにも立派だったから、・・・。その・・・。触っちゃいました。どうもすみません」
・・・。
録音されてたなんて。
「俺、記者なんだわ。いつ何時、事件現場にいるかわからないだろ?証拠をとるクセがついちゃってさ。」
呆気に取られている隙に、「おじゃまします」と入られた。
「やっぱ広いなぁ。」
「1杯だけ飲んだら、それ消して帰ってくれます?」
「わかったよ。俺、紅茶ね。あ、トイレ貸して」
すぐに帰ってもらわなきゃ。主人が帰るまでには。
今は16時。晩ご飯の支度もあるし・・・。
「すげーな、こりゃ・・・。奥さん、こんなのどこに入るの?」
トイレから帰ってきた彼が持っていたのは、黒いバイブ。16センチの最近買ったばかりのお気に入りだった。
なぜそれを・・・。あ、、、午前中に使って、洗面台で洗って乾かしてたんだった・・・。いつもなら、洗濯物を取り込んだあとになおすから、主人にはばれないようにタンスに片付けるのに、取り込んでるときにきたから・・・。
「ちょ、かえしてよっ!」
必死に取り返した。勢い余ってスイッチが入る。ヴィィィィン・・・。ゴツゴツしたイボイボが、高速でうねる。
「すげぇな(笑)そんなもんで遊んでるのか?ガバガバになっちまうぞ?」
「ほっといてよ!」
「旦那のじゃ満足できないってか?旦那もかわいそうに。頑張って仕事してる旦那を無視して、妻はバイブでオナニー三昧かよ。いい気なもんだな。」
「しっ、してないわよっ!勝手な事言わないで!」
「ごめんなさい。あなたのがあまりにも立派だったから、・・・。その・・・。触っちゃいました。どうもすみません」
ICレコーダーから、私の声が聞こえる。
「どっちがほんとのアンタなのかなぁ。」
「帰ってください。警察呼びますよ?」
「いいよ。二人で捕まるなら。あ、でも俺はアンタに了解を得て入ってきてるんだから、痴漢で捕まるのは、アンタだけだな。」
何も言えなくて、涙が出てきた。
「泣くなよ。消してやるから。そのかわり、そいつを俺の前で使ってみせてよ。なにもしやしないからさ。」
主人が帰ってくるまで、あと1時間。17時30分には夕飯作らなきゃ。
どうしたらいいの?
「泣くなって。何もしないよ。それ使っていつもみたいにしてみせてよ。」
ソファーに座り込む彼。見せなければ帰らないだろう。
私は、スカートを捲り、下着を脱いで、初めて主人と産婦人科医の男性医師以外の前で局部をさらした。
まったく濡れていないアソコは、今から入れるのは痛いだろう・・・。
「ほら、早く見せてよ。俺はここから動かないから。」
下半身裸で、バイブをもった女を前にして、この人は何もしないのだろうか?
ゆっくりバイブをあてがう。
そのとき、携帯のメールがなった。
とっさに、見る
「今、エレベーターに乗ったよ!1本早い電車で帰れたんだ~。で、会社に鍵忘れちゃったから、あけといてネ」
主人だ!
もう、すぐそこにいる!
「誰?かわいそうな旦那?」
「いいから隠れて!」
ベランダに押し出すしかなかった。リビングからは、死角になる場所がある。鍵をかけた。
窓をたたいている。
「静かにして!夜には帰すから!」
カーテンをしめる。
あわてて玄関に行き、彼の靴を隠す。消臭剤をまいて、ニオイを消す。
ドアをあけると、ちょうど主人が帰ってきた。
「ただいま」
「おかえり」
わざとらしく、キスをしてみる。
「なんだよ~。どしたん?」
「今日は外食にしない?」
「えー?作ってないの?」
「うん。ちょっと昼寝してて。」
「ちょっと汗臭いから、シャワーあびていい?」
チャンスだ・・・。
「いいよ。準備しとくね」
主人は寝室から浴室に行った。
リビングに行き、観葉植物の裏に急いで隠したバイブと下着をひっぱりだし、カーテンをあけた。
彼がいた。窓を開け、小声で「今のうちに帰って!」と言った。
いきなりだった。
バイブをもぎ取られ、スカートをまくられ、アソコに挿入された。
口に手を当てられ、悲鳴すら出ない。
下着をおしつけられ、
「騒がれたくなかったら、下着をはいてカーテンを半分あけて窓を閉めろ。」
と言われた。
スイッチこそ入ってないが、かなりの圧迫感。買ったばかりで、まだ慣れてないし、濡れてもなかったし。下着をはくと、ベランダからリビングに追い出された。窓を閉められ、鍵はせずにカーテンを言われたとおり半分閉めた。
震えていた。怖かった。
振り向くと、主人が風呂から出ていた。
「どうした?カーテンあけちゃって。もう暗くなるよ?」
「せ、洗濯物がまだあったから、忘れてて」
「そう。」
ばれてない。
でも、怖くて・・・。主人に後ろから抱きついた。
「なんだよ(笑)どうしたの?」
やさしくキスしてくれる。いくらか落ち着いた。
「なに?夕食はどこにいきたいの?」
頭をふる。前に回って抱きつく。
「ん?なんか積極的だね」
主人の手が股間にのびる。まずい・・・。
あわててしゃがみこむ。目の前に、股間がくる。
トランクスをさげる。
「ちょっと、まってよ」
「動かないで」
私の愛すべき、主人のペニスが飛び出す。
それは、今、私の中にあるものより、はるかに小さく、頼りない。
口にふくむ。せいいっぱい、おっきくなってほしい・・・。
「やめてよ・・・。出かけないの?出かけられなくなるよ?」
無視して、頭を前後に動かす。もっと大きくなって。私の中で、一番大きくなって。バイブを追い出して・・・。
亀頭に舌をからめ、両頬をすぼめて口の中を真空にする。
「あ、ああ、っくっ・・・。」
おっきくなった。まだ、いっちゃいや・・・。
「だめだっ、でるよ・・・。あっ」
腰がガクガクしはじめた。
もう限界なの?まだ頑張ってよ・・・。
私の口のなかに、大量の精液が流れ込んできた。ビクンビクンと、ペニスが脈打つ。
口を開けると、ペニスが解放され、主人はソファーに倒れこんでしまった。
ごくん・・・。ごくん・・・。
初めて飲んだ。何回かにわけて飲まないといけないくらいだった。
のどを通るとき、内側にへばりついて、なかなか胃までおちなかった。
肩で息をしている主人に、「先に用意してるよ」と言い残し、寝室に入る。
バイブを抜く。べっちゃりと濡れてる。
初めて、主人と同時にいけた。
ウェットティッシュで拭いてから、タンスに隠す。
着替えおわってリビングにいくと、入れ代わりで主人が寝室に入った。
その隙に、彼をベランダから急いで玄関に追い出した。主人の着替えは長いから、助かった。
帰りぎわ、
「アンタがバイブで楽しむワケがわかったよ。またくるからね」
と言われた。
主人を、あきらかにバカにしている。
そして、私を痴女として確信している。そんな顔だった。
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