「おすわり」
ゆりあは、自分に命ずる。犬みたいに、股の間に手をついてしゃがむ。まるで、かえるみたい。首輪がかろうじて、それを犬であることを証明する。
「ちんちん」
手を胸のあたりに前に出し、舌を出してハァハァする。間抜け面が鏡の中で笑ってる。
「鏡の方へむいておしっこのポーズ」
もう、誰が見たって犬だ。立派なメス犬。ぬらぬらと光るアソコから、ひとすじ、粘液がたれる。
「さわるな」
アソコに伸びた手が、ビクッとしてとまる。どこからともなく聞こえる声が、次は
「まて」
を命ずる。
触りたいんだろ。乳首をひっぱって、クリチンポをひねくり、中をかき回したいんだろ。さわりたいのが嘘だというなら、触らなくていい。そのまま片付けろ。
まだ人間に帰れるぞ?
どうする?触りたいなら触れ。かきまわせ。クリチンポをひっぱり、不様にいってみせろ。家族写真の前でだ。引っ繰り返すな。全部みせてやれ。
淫乱メス犬に堕ちたお母さんの姿を、写真の子供に見せてやれよ。
やりたくなかったら、人間に戻りな。で、二度とここにくるなよ。
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