脱ぎ散らかした衣服が、点々とベッドまで続く。
彼女の身体をマットに深く沈めると、ギシギシとスプリングが音をたてた。
恥ずかしそうに、けれどどこかふっきれたかのように俺を見つめる彼女。
きっと、すでにこの関係の曖昧さに気づいていて何も言えないのだ。
だけど、一度ついた火は消えることなく、男の本能を焚き付けている。
もう止まらない。
止める必要も、ないだろ。
彼女の柔らかな肌に唇と舌を這わす。首筋、鎖骨、乳房…
お互いの荒い息づかいに、どうしようもなく興奮した。
「…んぁ…ぁあ…っハ…」
プクリと硬くなった突起にしゃぶりつき、レロレロと舐め回し、もう片方の突起も爪でひっかくように愛撫する。
わざと音をたてて吸い上げると、俺の頭を抱きしめ押し付けるように背を反らす女。
「…ハァっ…ぁあ…はぁ…ぁん…」
「…はぁっ…ここ、めっちゃ硬くなってるけど…気持ちぃいんですか…?」
指でつまみ上げ、コリコリと刺激しながら嬌声をあげる彼女の唇に舌を差し込んだ。
「…んぅっ…っぁ…チュ…」
上顎を舐めると息がつまり、舌を吸い上げて甘噛みするとピクリと震える彼女。
「…ほんとに…、…可愛い…」
乳房に吸い付きながら、腰、腹と手を下げてゆき、細い脚を少しだけ開かせた。
ヌル…とした感触と、温かく柔らかい其処。
「…もうこんなヌルヌル、…俺に感じてるんでしょ…」
触れた瞬間に、彼女の喘ぎ声が大きくなった。
「…ぁっ…たかゆきさっ…んっ…ぁああっ…っ」
クチュ、と指を挿入すると絡みつくような粘膜と溢れだす愛液。
数回抜き差しを繰り返し、指を引き抜くと女の匂いが鼻をついた。
つい先日、このベッドで彼女を抱いた。目の前の女ではなく、2年間付き合っている大切な女を…。
けれど今は罪悪感などない。
それどころか目の前の女にひどく興奮しているのだから。
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